【銀魂】空から女の子が降ってきました。11

第四百七訓 ページ29

するとその刹那、銀時君が持っていた携帯が音を立てた。マナーモードにしとけよ。







＿＿＿＿＿＜成程、Aさんに一本取られてしまったという事ですか＞







『！わぁお、』





携帯から聞こえてきたのは佐々木君の声。
どうやら銀時君に裏切られたという事をもう理解している様だ。





『あははっ、流石だねェ……でも、こーゆー手練手管、君は大好きだろ？』



＜えぇ……反吐が出る位には大好きですよ＞





ククッ、言ってくれる……先に仕掛けてきたのはアチラなのにね？やり返される覚悟もなしにちょっかい出すのはただの悪手だよ？？





＜まァ、良いでしょう。メールもロクに返さないメル友など……アドレス張に残すつもりはありませんから＞








＿＿＿＿＿ガシャンッ、ガシャン！！








『！えげつな〜…』





佐々木君の冷たい声と同時に………私達の上空に大きなヘリが現れた。銃器を積んでいて…警察庁の紋が入っている。更に黒塗り。



勿論、銃口はしっかり此方へと向いていて。





(なーる……ハナから銀時君も私達も、生かしておくつもりは無かった訳だ…)





まァ、どちらにせよ……





計画通りだ。








銀時「……ハァ、ンなこったろうと思ったぜ」



土方「………A、計画通り(・・・・)で、良いんだな」



『えぇ、勿論』






にっ、と余裕ある笑みを口元に浮かべた。
掌で踊ってるのは君か私か……いい勝負になりそうだね佐々木くん。






『……ごめんねぇ、佐々木君。私もさ、メールのアドレス張が暑苦しいクソガキでいっぱいなの。だから君を元より残すつもりはないんだ』





元より私は、エリートを受け付けてない物で。





『悪く思うな、クソエリート様』





これは私からエリートへの…真撰組から見廻組への、れっきとした宣戦布告。










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