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二人の握られた刀。
風間の刀に血が付いていた
「A…なんで…てめえ」
「トシ！？」
私がトシに駆け寄った時には、その彼は膝を折って地面に倒れた
「何で…傷が…」
トシは羅刹なのに、傷がふさがらない。
ふさがらないどころか血がドクドクと流れ続けている
トシを支える。彼は自分の腹を抑えた
「…」
私は顔を上げて目の前の男を見た。
風間は「なんだ」とでも言うように刀についた血を払い、刀を鞘に収める
「風間…お前…」
「…人間共のバカバカしい戦いを見物に来た。そして見苦しい犬を追い払おうとしただけだ」
冷たい瞳。でもその奥には戸惑いの色が少しだけ見えた気がした
「もういい。何でトシの傷が治らないのか教えて」
「…」
その気持ちを消し去るかのように、わざと冷酷な言葉を口にするようにも思えた
それが分かったから、わざわざ風間を咎めようとも思わなかった
「…風間家に受け継がれてきたこの刀は、鬼の治癒能力を無とする事ができる。…まがい物にも効くらしい」
「…黙れ…」
「トシ、動いちゃダメ」
こんな時まで欠かさず挑発する風間が憎かった。
大切な友人なのに、戦が場所になると彼とはすぐ敵になってしまう、この状況も憎い。
「…トシ…どうすれば…」
その時。
パァンッ！！
木が、爆発する音が聞こえた。そして次には木の燃える臭いがした
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青椿(プロフ) - 全部、読ませていただきました！更新、頑張ってください！そして、ちょっとでいいので文才を分けてください…。（笑） (2017年7月8日 23時) (
レス) id: 3c821da097 (このIDを非表示/違反報告)
めいさい - この作品大好きです！うるっときました！そしてギャグがすごくおもしろいです(*≧∀≦*)頑張ってください。 (2016年12月16日 21時) (レス) id: 3c799ac5d2 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - ヘムヘムさん» 更新停止気味で申し訳ない気持ちでいっぱいです…。ありがとうございます！とても励みになりました！ (2016年10月10日 16時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
ヘムヘム - この作品,全部読みました！とても面白いです！惹きつけられました！！これからも,頑張ってください！ファンとして応援してます！！！！ (2016年10月10日 13時) (レス) id: 678d5df645 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドラごん | 作成日時：2016年7月12日 21時
