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原田side
「…おい！狂ったヤツがいる！」
「はぁ！？」
「女だからって手加減すんな！」
「なんだあいつ！化け物か！」
御陵衛士の奴らから聞こえてきた声
狂った…女、化け物？
奴らと戦っているということは、こっちの味方ということだが、そんなヤツは聞いたことがない
「おい左之、あっちが騒がしいぞ」
「…見てくる」
そう感じたのは、新八も同じだったようで
「原田さん！どうしたんですか」
「あぁ、千鶴…大丈夫だ。
お前は平助を探せ…新八、千鶴を頼んだ」
「あぁ、分かった」
先ほど戦闘が始まったばかりだが、未だに平助が見つからない
俺たち3人は、焦りを見せていた
「…チッ、くそ」
敵を倒しながら歩みを続けると、その“狂ったヤツ”に群がる敵がよく見えてきた
「…なんだありゃあ…」
真ん中で血しぶきが上がっている
円になったそいつらが、どんどん減っていく
あの中心で、何が起こっているんだ
眉を歪ませてそっちを見ていた
「……おい…_____なんで」
中心にいるそいつ
狂った女とやらの姿が見え隠れする
俺は目を疑った
「_____A_____……？」
__________
雪村「平助くん…平助くん…」
永倉さんに守られながら、平助くんを必死に探す
なんで見つからないの
焦りを消すように、目を伏せた
すると
藤堂「千鶴！？なんでお前がここにいるんだよ！」
探していた声が聞こえる
久しぶりに見る彼は、目を丸くして私を見ていた
雪村「平助くん！」
良かった、見つかった。ホッとして、涙が出てきそうになった
でも、早く彼を連れてここを出なくちゃと言う緊張感が同時に襲ってくる
雪村「平助くん！私！新選組に戻ってきて欲しいの！…みんな待ってるんだよ！」
藤堂「…そんなこと言われてもっ……俺はっ…」
男「新選組ぃいい！伊東先生の仇だ！」
永倉「千鶴ちゃん！！危ねえ！」
平助くんに駆け寄って必死に説得しようとするが、ここは戦場。
永倉さんが付いているとはいえ、どこから敵がやってくるかはわからない
藤堂「千鶴ッ！」
_____グシャッ
雪村「ッ…！！？」
男「おい藤堂！何やってんだ！」
平助くんは私をかばおうとして向かってきた相手…御陵衛士の男を刺した。味方を殺す、という行為は戦場ではやけに目立ってしまう
それは一瞬で起きた
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ドラごん(プロフ) - にわかさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2016年7月12日 21時) (
レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
にわか - 更新頑張って下さい応援してます！ (2016年7月12日 21時) (レス) id: 273458644d (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 睦月 雪さん» そう言っていただけて、とても嬉しいです！最近本当に忙しく疲れてしまって全く更新ができていませんでした…。一気に更新が来ると思うのでもう少々お待ちを！本当にコメント嬉しかったです。ありがとうございました (2016年5月25日 0時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
睦月 雪(プロフ) - すごく好みの作品です！読んでいて飽きないし楽しいです。更新がんばってください！楽しみにしてます！ (2016年5月24日 23時) (レス) id: 3701746fb2 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 燐ﾀﾛさん» ありがとうございます！！頑張りますねっ！！ (2016年2月16日 22時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドラごん | 作成日時：2016年1月16日 11時
