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昨日見た羅刹隊が、ある男の後にうじゃうじゃと並んでいた
「ははっ！お前らさては、昨日私の羅刹達に無様にやられていった奴らだな？新選組よ！そろそろ私の娘を返して欲しい頃だ！」
蔑み笑った男が、妙に気に触る
「…あれ誰。娘ってなに。新選組に私と千鶴ちゃんしか女いないけど」
「綱道さん。…千鶴の父親だ」
はぁ？あんな奴から千鶴ちゃん生まれねーよバカか！もしかして千鶴ちゃんが探してたお父さんってこいつか！？
話を聞く限りいい人そうだったのに。彼女と別れてから道を外したのだろうか。彼女の知らないうちに
「言っとくけど、うちの平助がそいつら全部倒したから」
「ほう、そうだったか。それはご苦労」
…人の命だよね？何でそう、物のように。仲間じゃないの？
「あんたが千鶴ちゃんの父親だと！？ふざけるな笑わせるんじゃない！」
千鶴ちゃんはあんなに優しくて綺麗な子なのに
「うるさい女だ。貴様何様だ？」
「お前こそ何様だよ！どこぞの金髪みたいな話し方しやがって！」
「お、おいA。落ち着け」
「落ち着いてられるか！千鶴ちゃんはな！あんたのことずっと探してたんだよ！それがこんなクソ親父だったらあの子どんな顔するだろうな！」
腹が立って仕方ない。許せ。千鶴ちゃんの事になると歯止めが利かなくなるんだ私
でも、手は出せない。千鶴ちゃんはこいつを探してるから。父親だから。自分を抑える
「…ふん、幹部と共にいながらも、変若水や羅刹のこともろくに知らんかったやつが」
「何でそれを…？」
「信用されてないのではないか？」
「…」
「今回はやめておいてやろう。昨日、良い実験が出来たしな」
私たちに踵を返して、森の闇へと消えようとする綱道とやら
“信用されてないのではないか？”
さっきの言葉が妙に刺さって、もう男に言い返す力なんて消えてしまった。
私が顔を上げた先にはもう、奴らはいなかった
藤「…A、俺たちがお前に教えなかったのは、信用してないとかそんなつまらねーことじゃないからな」
「あぁうん、分かってるよ」
分かってる。分かってるんだけども
「愛ゆえ、でしょ？」
原「そういうことだ」
ヘヘっと笑った私に彼らも笑った
__________
夢中で戦っていたら迷子になった。結構ガチめの。周りに味方がいない。おまけに敵もいない
「えぇ…？声も聞こえない」
敵でもいいから出てきてくれと思った。脅して道でも聞いてやろう
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ドラごん(プロフ) - にわかさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2016年7月12日 21時) (
レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
にわか - 更新頑張って下さい応援してます！ (2016年7月12日 21時) (レス) id: 273458644d (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 睦月 雪さん» そう言っていただけて、とても嬉しいです！最近本当に忙しく疲れてしまって全く更新ができていませんでした…。一気に更新が来ると思うのでもう少々お待ちを！本当にコメント嬉しかったです。ありがとうございました (2016年5月25日 0時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
睦月 雪(プロフ) - すごく好みの作品です！読んでいて飽きないし楽しいです。更新がんばってください！楽しみにしてます！ (2016年5月24日 23時) (レス) id: 3701746fb2 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 燐ﾀﾛさん» ありがとうございます！！頑張りますねっ！！ (2016年2月16日 22時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドラごん | 作成日時：2016年1月16日 11時
