04 ページ5
赤髪に、長い槍
そいつは、必死に戦っていた
足を進める
だんだんと、刀の音達が近づいてくる
もうここまでくると訳がわからない
なんで、島原に行ったはずの彼がいるんだ
「ボサッとしてんじゃねぇぇ!」
横からくる敵
「…うるせーよ」
_____グシャ
ひと刺し。
その男は倒れた
「あぁあ………っ…」
自分でもおかしいくなってきた
あんな人を殺すことをためらっていたのに、
大好きな羽織を見た瞬間これだ
大好きな新選組に、歯向かっているような敵に怒りを抱く
おい、新選組に何してんだよって
苛々する
何か、自分の中の何かが
起こされた気がした
……_____リン_____……
頭に響く鈴の音。
目が熱い
「…オイオイ。
なんで浅葱色のヤツが…倒れてんだよ
____誰だよ殺したの」
足元に、血を流して倒れているウチの隊士。
頭に血がのぼるのを感じた
「おまっ、女か!!?……あああぁあ!!!」」
「やめ!!ッ………」
「あぁあ………」
_____ザシュッザッ…グシャッ
走って、斬って、斬って
身体が軽い。周りの動きが遅く見える
「…おせぇおせぇ」
「あぁ!!?」
「うっ」
_____ザシュッ…グチャッ
……あぁ
苛々する
気づくと、私に攻撃を仕掛けようとしていた我が敵は、一歩後ずさっていた
そして私を囲んでいる
そいつらが、私を見て息を飲むのが分かった
「なんだあいつ…!新選組にこんなヤツがいるなんて聞いてねぇぞ…!」
「俺も知らねぇよ!…しかも、よく見ると女だぞあいつ…!」
「…あぁ…誰だよあんたら…」
口元についた返り血を、腕で拭った
「目障りだな…?おい」
ニィ、と笑うと、ある男が私に斬りかかってくる
「オラァァアアァア!!」
ザッと体制をかがめる
一に教わった居合い。
まぁ、私がやったら居合いもどきだけどね
一何してんのかな今頃
右腕を精一杯、円を描くように横に振った
「あぁああ!!!!……あ!!ぁ……」
その男は、血を吹いて倒れた
******
すみません。この話の前一話抜けてました!
86人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ドラごん(プロフ) - にわかさん» ありがとうございます!頑張ります! (2016年7月12日 21時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
にわか - 更新頑張って下さい応援してます! (2016年7月12日 21時) (レス) id: 273458644d (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 睦月 雪さん» そう言っていただけて、とても嬉しいです!最近本当に忙しく疲れてしまって全く更新ができていませんでした…。一気に更新が来ると思うのでもう少々お待ちを!本当にコメント嬉しかったです。ありがとうございました (2016年5月25日 0時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
睦月 雪(プロフ) - すごく好みの作品です!読んでいて飽きないし楽しいです。更新がんばってください!楽しみにしてます! (2016年5月24日 23時) (レス) id: 3701746fb2 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 燐タロさん» ありがとうございます!!頑張りますねっ!! (2016年2月16日 22時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ドラごん | 作成日時:2016年1月16日 11時