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「沖田隊長じゃないですか！」
「あの一番隊の！？」
「間近で見たことないんだけど！」
稽古をしていると男たちの歓声が聞こえてきた
「Aちゃん、稽古は順調？」
「なんだ総司か」
「え、なにそれ？」
「今稽古中なんですけど。邪魔しないで」
嫌そうな顔をして、しっしっと手を払った
「Aさん！そんなことやって良いんですか！？」
「沖田隊長とも仲が良いのか！？」
「すげぇAさん何者なんだよ！」
隊士の謎の声が聞こえてくる。…なに？総司と友達ってだけですごいわけ？
「ちょい！お前らサボってないでやって！てか総司も！乱さないでよ！」
私が声を上げると隊士たちは焦った様子で稽古を再開した。竹刀の音が聞こえてくる
「えぇAちゃんー構ってよー」
「病人はおとなしく寝てなよ。また風邪ひいたらしいじゃん。なんでそんなすぐ風邪引くの」
「風邪？…あぁ、うん」
一瞬、総司の顔が曇った気がした
「…もしかしてヤバいの？」
「そんなわけないじゃん。なに言ってるの」
「だよね、ごめん」
それ以上総司はなにも言わなかったし、言う様子もなかったので「もしいるなら座ってなよ」とだけ言って隊士のところに駆け付けたのだった
__________
「はい！お昼休憩！今日は特別に時間長くしてあげるね」
今日もみんなで一緒に昼ご飯。
「Aちゃん」
「あ、総司」
相変わらず輪になって食べるんだけど、みんなそれぞれ楽しくお喋りしている
「随分仲いいんだね？」
「まぁね！楽しいよ」
な！と横の隊士に振ると「はい！」という良い返事が返ってきた
「ふぅん」
総司があぐらをかいて私の隣に座った。そして何故か彼は、隊士たちを冷たい目で見渡しはじめる
「どした？」
「いいや？」
いつの間にか隊士たちもビクビクしている。さっきまでの喋り声が一気にシンとなった
「え、仲良くやってよ___」
「Aさーん、ちょっと良いですかー」
「あ、はーい！今行きます！
ちょっ総司よろしく、みんなと仲良くするんだよ」
道場の外から声がかかり、その場を離れた。あの子たち総司と大丈夫かな？なんかさっきすごい怖がってたけど
_________
菊池side
シン…とした道場。
とてもじゃないけど喋れる状況ではなかった。
まして沖田隊長に話しかけるような事なんて出来るはずもなく…
「ちょっと。今Aちゃんに怒られたじゃん」
「「え？」」
「君たちは良いね？一日中Aちゃんといるんだから」
「「え？」」
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ドラごん(プロフ) - にわかさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2016年7月12日 21時) (
レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
にわか - 更新頑張って下さい応援してます！ (2016年7月12日 21時) (レス) id: 273458644d (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 睦月 雪さん» そう言っていただけて、とても嬉しいです！最近本当に忙しく疲れてしまって全く更新ができていませんでした…。一気に更新が来ると思うのでもう少々お待ちを！本当にコメント嬉しかったです。ありがとうございました (2016年5月25日 0時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
睦月 雪(プロフ) - すごく好みの作品です！読んでいて飽きないし楽しいです。更新がんばってください！楽しみにしてます！ (2016年5月24日 23時) (レス) id: 3701746fb2 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 燐ﾀﾛさん» ありがとうございます！！頑張りますねっ！！ (2016年2月16日 22時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドラごん | 作成日時：2016年1月16日 11時
