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あの後、千鶴ちゃんは悲しそうな顔で、私の部屋を出て行った。それから彼女とは会っていない
「このまま女の姿でいたい」
「…はぁ？急に何言ってんだ」
千鶴ちゃんにも悪いことをした。
もしかしたら私は、大好きな彼らさえも欺いていたのかもしれない。
_____怪我もすっかり治った私がそういったのは昨日だったか
トシもその事について考えていたらしく、簡単に言うと私は他から稽古をつけにくる人としてこれからやっていく事に。
油小路事件から少し経ったが、あの時の私の暴れようが、あの女は誰だと屯所中の話題になっているらしい。
それを生かすのもちょうど良いとの事だった
実際、今まで暇があれば朝から晩まで誰にも負けないくらい剣術を学んでたし、この前の事件で手柄もあげた。
人に教える事も、結構うまいと一時期話題になったこともあるらしい
「それより、怪我は」
「ん？あぁ、全然大丈夫。跡形もなく消えたよ」
「無理してねぇか？」
「してねぇです」
昨日私たちが話したのは、久しぶりに訪れたトシの部屋でだった
「優しいのね」
「あんたならなおさらだ」
ほらこういうことすらっと言っちゃう
「へーへーどーもどーも」
へっ、と顔を背けて笑うと、トシの眉間にシワのよる音がした(しねぇよ)
「…ゲフン！じゃあ失礼しました」
こういう時は立ち去るのが一番良いと悟った私は、立ち上がってそさくさと部屋を出た
_____パタン
あー危ない危ない
鬼退治どころか鬼に退治されるところだったぜ
さて、自室に戻るk…
「Aちゃん」
「あ、総司じゃん」
一度は彼に近寄った
が、彼の凍るような笑顔を見た瞬間足が動かなくなる
「土方さんの部屋で何してたの？」
暗闇から出てきた総司は黒いオーラを背負って私に近づいた。
悪いことはしてないはずなのに、後ずさってしまう私
「いや、何も」
「ふぅーん？で？何してたの」
「え、いや、何も」
その後はご想像にお任せします
でも生きてることは確かです
__________
今日は、新選組での第二の生活が始まる日だ。
広間には大勢の隊士が集められて、私のお披露目会のようなものがされた
これからたくさん関わっていくわけだからして良い印象を与えないといけないよね
そんな私は只今廊下で待機中。近藤さんの話も終わり、もうすぐ入れと言われるだろう
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ドラごん(プロフ) - にわかさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2016年7月12日 21時) (
レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
にわか - 更新頑張って下さい応援してます！ (2016年7月12日 21時) (レス) id: 273458644d (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 睦月 雪さん» そう言っていただけて、とても嬉しいです！最近本当に忙しく疲れてしまって全く更新ができていませんでした…。一気に更新が来ると思うのでもう少々お待ちを！本当にコメント嬉しかったです。ありがとうございました (2016年5月25日 0時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
睦月 雪(プロフ) - すごく好みの作品です！読んでいて飽きないし楽しいです。更新がんばってください！楽しみにしてます！ (2016年5月24日 23時) (レス) id: 3701746fb2 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 燐ﾀﾛさん» ありがとうございます！！頑張りますねっ！！ (2016年2月16日 22時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドラごん | 作成日時：2016年1月16日 11時
