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「…本当に起きたのか?」

「まだ少しキツいけど、お団子食べれるくらいにはなったよ。ありがとうね」

「まじか…」

平助が目元を手で押さえて、床に伏せた。泣くのを我慢してるのだろうか
そんな彼を見て、Aちゃんは少し困ったように、でも嬉しそうに微笑んでた


「平助元気になってよかった。あの後どう?」

「すげぇ元気だっつーのバーカ」

「そうかそうか」


相変わらず平助は震えた声で、まだ顔をあげようとしない。そして、Aちゃんが布団から手を出したと思ったら、平助の頭を撫でた

「ッ?」

驚いて顔を上げた平助の目は、泣いているとき特有の赤みを持っていた

「ごめんね、心配かけたよね。眠ってた間平助が一番暗い顔してたでしょ、きっと」

「んな事…」

「死ぬかと思った?死なないよ。
これでも私、神様のお嬢様だから」

Aちゃんは得意そうに笑った



「Aちゃん。僕も心配してたんだけど」

「あぁ」

「なんでどうでも良さそうなの?照れてるの?」

「だからなんでそうなるんだ」


Aちゃんが平助を撫でるのをやめた。よし


「てか、総司よく気づいたよな。Aが復活したって…」

「あーこれが愛の力ってやつかな。ねぇ?」

「ねぇって何。こっち見ないで」

「もう照れ屋だな」

「棒読みだよ君」


楽しい。こんな時間がずっと続けばいいのに


「そうだ。平助、総司おいで。まだ朝早いしみんなで寝よう」


ニコッと笑ったAちゃん
もしかしたら、今まで僕たちを心配させてしまった事に負い目を感じているのかもしれない


「はぁ…!?」

「うん分かった寝よう(即答」


それでなのかわからないけど、僕的にはラッキーである。
不意に土方さんの顔が浮かんだ。へっ


「あれ?平助入らないの?」

「入らねぇのって!逆になんでお前は入ってるんだよ!」


真っ赤っかで焦ってる平助。それを見て楽しそうなAちゃん
きっと彼女はこういうのが好きなんだろう、僕にはない要素だ


「じゃあ出て行って良いよ。僕とAちゃんで楽しむから」

「おま!そういう事いうのやめろよ!」

「真っ赤じゃねぇか平助かわいいな早く入ればか」

「僕は無視?」

「平助あったかい!」

「ねぇちょっと」



慌てふためく平助。やだ。僕もかまって
右腕にギューと抱きつく。確か左肩だよね?怪我したの



「はいはい。総司も可愛いね」

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ドラごん(プロフ) - にわかさん» ありがとうございます!頑張ります! (2016年7月12日 21時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
にわか - 更新頑張って下さい応援してます! (2016年7月12日 21時) (レス) id: 273458644d (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 睦月 雪さん» そう言っていただけて、とても嬉しいです!最近本当に忙しく疲れてしまって全く更新ができていませんでした…。一気に更新が来ると思うのでもう少々お待ちを!本当にコメント嬉しかったです。ありがとうございました (2016年5月25日 0時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
睦月 雪(プロフ) - すごく好みの作品です!読んでいて飽きないし楽しいです。更新がんばってください!楽しみにしてます! (2016年5月24日 23時) (レス) id: 3701746fb2 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 燐タロさん» ありがとうございます!!頑張りますねっ!! (2016年2月16日 22時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ドラごん | 作成日時:2016年1月16日 11時

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