目覚め ページ14
目覚めるとそこは工藤邸でも、職場でも、例のパーティ会場でもなかった
ついでに言うと服も、髪もあの時と違った
髪は降ろしてあるし、見覚えのないグレーのパーカー
しかし、変わっていなかったのは体調だった
相変わらず、寒いのに体は熱く、痛い……
降谷「お目覚めか。」
そして、目の前には上司が立っていた
星七「……ここはどこですか?この服はどうしたんですか?なんで降谷さんがいるんですか?」
降谷「あー、ここは俺のセーフハウスでそれは俺のパーカーだ。大きいだろうが許せ。そして、俺はお前を看病するためにいる。」
星七「ん……?看病ってどういうことです?」
降谷「お前、前回の潜入捜査でガス吸っただろ。アレはまぁ、一時的に風邪のような症状を引き起こすものだった。解毒剤はない。ただ安静にしていれば治る。治るまでの期間は個人差が結構あるらしい。」
はぁ……
風邪じゃないのに風邪になったということか
変な感じだ風邪なんて子供の時以来なっていなかったのに
そのとき冷静になった頭でやっと気づいたことがある
ドレスを着ていない=?
星七「降谷さん、誰が私を着替えさせたんですか……??」
降谷「……。それについては弁解させてくれ。こっちだって必死だったんだ。急に倒れて熱にうなされているお前をドレスで寝かせるわけにはいかないだろう?仕方なくだったんだ……。」
星七「そうだったんですか。なんかすみません。ところで、見られたとか別に気にしていないんで大丈夫ですよ?」
降谷「!?」
この時ばかりはさすがに降谷は困惑した
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作者名:巫女ネコ | 作成日時:2019年1月14日 17時