戦闘 ページ12
壁を探し、わざといないところに音を鳴らす
視界が遮られる今、頼るのは音しかないはず
それを逆手に取るのだ
その時、コンというそれより前にはなかった
高い音が壁からした
空洞……?
緊迫した状況の中、ドアを見つけることが出来た
「よし……!!」と思い、ドアを一気に開ける
結構の量のガスが大量に流れ出る
だが、ドアを開けた直後だった
「みぃつけた。」
そんな声が聞こえ、後ろを振り向くと龍哉がいた
滑る床をうまく使い足元の横を滑るように通る
だがしかし、相手は少々有利ということもあり、首に手を置かれ持ち上げられる
絶体絶命……!!と思うだろうがここで死んでは何もならない
私は空中に浮いている足を龍哉の首に巻き付け、絞める
龍哉「そんなものじゃ、意味がないよぉ?君は僕よりも不利な立場だ。」
そう、不利なのだ
一度首を絞められては入れる力は弱くなる
だが、それは“私の”話なのだ
ニィ……と静かに笑みを浮かべると龍哉の体制が後ろに倒れた
降谷さんが足技を龍哉にかけたのだ
そのすきに龍哉の緩んだ手を後ろに回し、手錠をかける
一旦、廊下へ降谷さんと龍哉とともに出る
心なしか体が重い
降谷さんは口元に布をしているあたり、吸ってはいないだろう
しかし、私は首を絞められたこともあって大量に吸い込んでしまった
さぁて、私は生きれるか………?
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作者名:巫女ネコ | 作成日時:2019年1月14日 17時