【オリジナルデスゲーム】この花が枯れるまで、

茨薔薇の箱庭 ページ2

アザミ……？

嬉しいのか混乱しているのか分からない

クラスメイト1「キャアアアアアアア！？！？」

クラスメイト2「お…おい！？見ろよあれ！」

え……えっ……？

ふと窓の外を見ると茨薔薇に包まれて外が見えなくなっていた

どんどん茨薔薇が教室を侵食していく

アザミを置いて私達は教室の外に逃げ出した

他クラスでも同じことが起こっている様だ

先生は……！？いないの……！？

咲百合「みんな、体育館に避難しよう！」

ー10分後ー

なんだったんだろ

私たちは未だ避難出来ていない

？？？「へー、みんなここにいたんだー！探すの苦労しちゃった☆」

……！？誰…アイツ

10歳くらいの女の子……？

それにこの声どこかで……！

『じゃあ消してあげるわ♡』

この子だっ！？

とても綺麗な純白の白髪にツインテール

？？？「私の名前はスノードロップ♡みんなのお願いを叶えに来た優しーい女の子なのだっ☆」

は？

スノードロップ「みんなが「死んでほしい」と思った人、それが善意だったらの話だけどね！」

は？え、は？

スノードロップ「キミがみんなを此処に誘導したんだね？優〜秀〜じゃ〜ん♡」

咲百合「ま…まぁ……此処しか逃れそうになかったから…」

スノードロップ「まぁいいや！みんなのお願いを叶えた代償、支払ってもらうから☆」

代償？

周りが騒ついた

男子1「代償ってなんだよ？」

女子1「そうよ！早く教えなさい！」

スノードロップ「あちゃちゃー？みんな落ち着いてっ☆今から説明するよ」

スノードロップ「……楽しい楽しいゲームのねぇ…♡」

なに……この恐怖

嫌な予感がする

スノードロップ「私がやるゲームは、花一匁(ハナイチモンメ)だよっ！大半がやった事あると思うけど…」

花一匁…？子供がやる様な奴じゃない

スノードロップ「2チームに分かれて、あの子が欲しいって指名しあって、ジャンケンで勝ったら望み通り指名者を貰えるってやつだよ！」

別にいいけど……そんなに楽しいっけ、これ

此処までしてするかな普通……

スノードロップ「ここでアレンジを加えますっ！今回は指名者がジャンケンで負けた場合、アイテにその人を望みどうりあげるの、“命”で」

は？

命………？

さらに騒つく

無理もない、私も内心困惑で溢れている

しかしスノードロップと名乗る少女は、狂気の笑みを浮かべ、何処か狂った目を輝かせていた

スノードロップ「さぁ、もっと、もっと…！」

スノードロップ「……………遊びましょう♡」

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