【文スト】死神アリス【男主】 (ページ16)

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死神アリスと強かな女性ページ16

？『今ので2、3人は死んだかなぁ～？でも次はこんなモンじゃありません！皆様が月まで飛べる量の爆弾が、先頭と最後尾に仕掛けられておりまぁ～す！さてさて、被験者代表敦くんにAくん！君達が首を差し出さないと、乗客全員天国に行っちゃうぞぉ～～～～～？』

爆弾魔、と思われる人物の放送は、中島とAを出せと要求する

中島｢な……！｣

貴方｢は？(どういう事だよ！聞いてねぇよ！)｣

与謝野｢早速御出ましってワケか……！然し、何故Aも狙われて居るンだい？｣

貴方｢いや、俺っちにもサッパリ……(あの檸檬野郎…炭にしてやる)｣

中島｢ど、どうしましょう!?｣

慌てる中島に、与謝野が告げる

与謝野｢一、大人しく捕まる。二、疾駆する列車から乗客数十人と一緒に飛び降りて脱出。……三｣

中島｢連中をぶっ飛ばす？｣

中島の答えに、与謝野は満足気に微笑む

貴方｢えっ、何それ物騒←←しかも、相手は爆弾を持って居るんじゃ…｣

与謝野｢何しろ妾らは、武装探偵社だからねぇ｣

与謝野がそう云うと、先程与謝野を罵倒した男性が何とかしろ、と声を掛けてきた

与謝野｢おやおや。でも探偵はロハじゃ動かないよ？｣

｢金なら幾らでも払う！爆弾を止めて儂を助けろっ！｣

与謝野｢そいつは依頼かい？｣

｢そうだ！｣

その男性の言葉に、与謝野は考える素振りをする

貴方(真逆、アクシデントを依頼にしてしまうとは＿＿全く、女性とは、強かで恐ろしい。敵には回したくないね。敵なんだけど←)

そんなAの考えは知らず、ニッと笑う与謝野
その笑顔に、Aは一瞬、見蕩れた

与謝野｢依頼じゃ仕方ないねぇ｣

｢そ……それからもう一つ｣

もう一つ、そう声を掛けた男性は、何故か顔を赤く染めていた

｢その……××を××してくれると云うのは本当か｣

その言葉を聞いた瞬間、与謝野の顔が歪む
そして、男性の顔を叩きつけた

貴方(なんか、色々と台無しだ…)

与謝野｢さて敦、手分けして爆弾を解除するよ。妾は前、アンタは後部だ｣

貴方｢与謝野さん、俺も連れて行って下さい｣

Aの言葉に、与謝野は目を見開いた

与謝野｢大丈夫かい？相手はポートマフィアだよ？｣

貴方｢大丈夫です。マフィアかマフィンか知りませんが(まぁ、知ってると云うかバリバリ顔見知りなんだけど)、勝手に標的にされたんで、一度炭にしてやらなきゃ気が済みません｣

そう云い、Aは笑った

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