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一先ず、焦凍を寝かし付けて風呂に入りご飯も食べてしまわなければ。そんでその後は俺も寝よう。
『焦凍…もう寝よう。学校でもできる限りそばに居てやるから。そもそもお前の成長見てぇんだしな』
「っ、ん……」
焦凍の頬に自分の手をあてがって、撫でる。
……………………が。
…気持ち良さそうに目を細めて擦り寄ってきてるのに何故か退いてくれない事に、少しばかり焦ってきた。
「……にい、さ、兄さん、」
『どーした？寝るなら布団で…』
だが表には出さず、眠そうな焦凍の背中をさする。
と……そこ、で。
『焦＿＿＿＿』
.
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ちゅ、
唇に、柔らかい感触。
(…………え)
目の前には、愛しい愛しい末弟。
あ……まつげ長い……流石俺の弟…………
じゃ、なくて。
(え、待っ、は？焦凍が目の前、丁度目線が同じで…唇に柔らかくて暖かい感触が＿＿＿)
『…………んんん！！？』
キスされてると分かったのは、実際にされた三秒くらい経ってからだろう。
顔がぼぅっ、と赤くなった。まさか実の弟にキスをされようとは…驚きすぎて更に混乱してくる。
『しょっ、焦凍！』
バッ！！と何とか焦凍を引き剥がし追求しようとしたのだが＿＿＿＿＿＿＿
『ぁえ…寝て、る……？』
俺の弟は、その可愛い顔を更に可愛くして、ぐーすかぴーと寝ていた。
それに羞恥やら拍子抜けした感情やら、色々混じってさらに混乱する。情報量が多いんだ。
(っえ、いや…キスは衝撃だけど…寝ぼけてただけ、だよな？)
けどきっと焦凍は明日にはこの事を忘れている筈。焦凍の寝起きが意外と悪いように寝る直前もきっと悪いんだ。
だから今のキスも、ノーカン…だよ、な？
『あー…』
子供の頃なら可愛いなで済ませられた。が、俺は28で焦凍は16。おふざけで済ませられる歳じゃない。
でも……
『…………』
いや！！！
兄弟だし寝ぼけ眼だし！！ノーカンだ！！！
今のは誰がなんと言おうとノーカン！！ノーカン！！
うん！！！！そうしよう！！！！！
(っまあでも実際実の弟だし…そんな気にする事でもない、のか？)
一抹の羞恥心を抱きながらも、焦凍の寝顔を見てそれを無理やりかき消した。
『……とりあえず風呂入ろ』
ー
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線の海を跨ぐ船 - ツヅキ、、、マッテマス。 (5月5日 12時) (
レス) @page28 id: e74bb02192 (このIDを非表示/違反報告)
線の海を跨ぐ船 - チガウヨ、ワタシハツヅキヲダスッテイッテイタヤスミノタビニココニオトズレテイルオタクダヨ (5月5日 12時) (レス) @page28 id: e74bb02192 (このIDを非表示/違反報告)
kokohajijian(プロフ) - いつも楽しませていただいてますっ！続き待ってます(´ᴖωᴖ｀) (5月5日 7時) (レス) @page49 id: 79204e51ea (このIDを非表示/違反報告)
千春(プロフ) - 線の海を跨ぐ船さん» ？作者さんですか？ (5月5日 1時) (レス) id: 8c8b46ff0f (このIDを非表示/違反報告)
線の海を跨ぐ船 - ツヅキ、、、ダスッテイッタノニ (5月4日 20時) (レス) @page49 id: e74bb02192 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：実珠
| 作成日時：2021年11月28日 21時
