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はらり、と桜が散る。
視線を前に移せば桃色の絨毯みたいになった往路。桜の花びらが地面を埋めつくしているのだ。
そして視線を横に移せば＿＿＿＿
『……焦凍ォ、くっつかれると歩きにくいぞ』
「…学校の登下校も兄さんと一緒なのが嬉しくて……ダメか…？」
『ダメな訳ねぇだろ、一生お兄ちゃんに引っ付いてなさい』
「おう」
俺に抱きついている焦凍が。
…おいマジか。とうとう来なかったぞ反抗期。
＿＿＿あれから時は経ち、春…入学シーズン。
有難い事に俺は教師をやらせてもらう事になり、焦凍も推薦を受けた。勿論その推薦は合格だ。
父さんともバチッてはいたもののなんとか春を迎えられて良かったとは思っている。
(オールマイトが教師やるっつった時荒れに荒れて…ま、俺の時もだけど。一ヶ月は事務所の前にマスコミが立ち往生して…忙しかったなー)
「……兄さん、何考えてんだ」
『ん？雄英楽しみってな……それより焦凍、雄英では俺も近くにいる。だから格好良いとこ見せてくれよ』
「……………沢山、見せる」
やばい俺の弟可愛い。
まあここまで色々あったが……焦凍ブラコン事件とか消太さんツンデレ事件とかホークスに告られる事件とか。あ、緑谷がどうなったかも気になるな。
＿＿＿＿＿＿あとは燈矢の事も。
『ま、俺も生徒に慕われるよう頑張るかー！』
とにかくこの日を迎えられてよかった。色々あるだろうけど、頑張ろ。何とかなんだろ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿だが、その前にまず…だ。
『んじゃ、教員が集まんのはこっちだから。ひとまず焦凍とはここでお別れ＿＿＿＿ぐえ！ちょ、焦凍！？締まってる締まってる！いだだっ、ぅぐ、』
「嫌だ」
『嫌とかじゃなくてな！？せっかく雄英来たんだぞ？入学初日から遅刻はヤバいだろ！！』
「俺は兄さんと居たいんだ」
『気持ちはわかるがダメなものはダメなの！！』
焦凍腰にまきつけてる手離してくんない！？
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因みにその後。遅刻はしなかった。
が、遅刻はしなかったものの消太さんから非合理的な行動は遅刻と同じだとかいう理不尽な理由で捕縛布で締められた。
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千春(プロフ) - いや結局完結するんかーい (4月20日 9時) (
レス) id: 8c8b46ff0f (このIDを非表示/違反報告)
うえ - うへぇ..男主依存大好きなんです..呪術のやつも見てきます..！！ (2月4日 17時) (レス) @page31 id: 9aa429e4c8 (このIDを非表示/違反報告)
比嘉槐 - ヒロアカの夢小説初めて読ませて頂きましたがとっても面白かったです！すっごい好きです！見始めたばかりですが、ハマりそうです…更新お待ちしてます！頑張ってください！！ (12月8日 21時) (レス) @page49 id: 0ffcd0578b (このIDを非表示/違反報告)
Kさん - 更新、待っていますよ (11月9日 16時) (レス) @page49 id: c32d85ee09 (このIDを非表示/違反報告)
オタク - 神作品を見つけちゃったなぁ...！って１人でワクワク気分を楽しんでました！文才あり過ぎて本当に...現代の太宰治ですか？？ ずっと応援してます！ (11月9日 0時) (レス) @page49 id: 625a6655ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：実珠
| 作成日時：2021年11月28日 21時
