143-悔しい ページ44
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「＿＿＿…、あれ……？」
爆風に耐えて目を開けた……ら、ベッドに寝かされていた。
………あぁ、ダメだったんだ。
ぎゅ、と手のひらを握りしめる。
「……目が覚めたかね」
「…リカバリーガール」
ほれ、とグミを投げられた。慌てて手を伸ばして受け取る。
リカバリーガールは何も言わずに、私がグミを頬張る姿を眺めていた。
「んむ…けっしょおへん始まってまふ？」
「丁度今終わったよ。あんたを呼びにきたんだ」
私は勝己に負けて３位だったから、表彰式があるらしい。
上半身を起こしてからベッドを降りる。
「んっ……じゃあ行ってきます！」
リカバリーガールに手を振ってそこを後にした。
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「……やっぱ
急いで向かいながら、さっきの戦いを思い出す。
逆刃刀。あれは本物じゃない。
なんか今思い返しても負けた言い訳っぽいけど。
あれは模擬刀。何の金属かは分からないけど、きっと熱に弱いやつだ。
万一の為に……ってことだ。
「でも…１番の敗因は…………」
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「それではこれより！！表彰式に移ります！」
「何アレ…」
「起きてからずっと暴れてんだと。しっかしまーー…締まんねー１位だな」
台に上がって前を見る。…いや、右を見た。
１番高い台にのってる勝己が鎖で縛られてる…って何があったんだよ？
勝己は轟くんに向けて何か言いたそうにガチャガチャ鎖を鳴らしていたかと思えば、私の方を向いて目を更に吊り上げた。
「……こわいよ」
「３位にはAさんともう１人飯田くんがいるんだけど、ちょっとお家の事情で早退になっちゃったのでご了承下さいな」
なるほど。通りで私たち３人なわけだ。
ミッドナイトのメディアへの対応を見ながらそんなことを考える。
……体調不良かな？心配だ…
「メダル授与よ！！今年メダルを贈呈するのはもちろんこの人！！」
「私がメダルを……「我らがヒーローオールマイトォ！！」……来た！」
屋根の上に立っていたオールマイトが飛び降りて、こちらに来た。
でも、台詞がミッドナイトと被っちゃったね……どんまい。
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すずな - 響さん» コメントありがとうございます🥰夢主ちゃんめっちゃ可愛いですよね〜！！ (8月10日 11時) (
レス) id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
響 - めちゃくちゃ面白くて一気に読んじゃいました！！！チート夢主ちゃんかっこかわいくてすきです笑 次の更新気長にまってます✨ (8月9日 19時) (レス) @page36 id: 78bf574804 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずな | 作成日時：2023年7月13日 1時
