139-準決勝、開幕 ページ40
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「ああー！！効いた！！？」
メモを取っていれば、プレゼントマイクの声が耳をつんざく。
視線を上に上げれば、今までどんな攻撃を受けてもドン！、としていた彼の体が傾いていた。
「てめぇ全身ガチガチに気張り
直後、勝己の爆発が連発される。
「そっか……切島くんにも上限はあるんだ…」
＿＿＿バタリ。
爆破をモロに受けた切島くんは、ボロボロの状態で仰向けに倒れてしまった。
「まァ俺と持久戦やらねえってのもわかるけどな」
「爆豪エゲツない絨毯爆撃で３回戦進出！！これでベスト４が出揃った！！」
２人の健闘に拍手を送っていれば、勝己がふと此方を見た。
＿＿＿パチ、と視線が交わる。
「…はぁ。ここまで来ちゃったね？」
「…！」
私が真っ直ぐ目を見据えれば、何を言ってるのかが分かったのか、勝己はニヤリと口角を上げた。
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「準決！サクサク行くぜ。お互いヒーロー家出身のエリート対決だ！
飯田天哉
直後、轟くんが飯田くんの活路を塞ぐようにして氷を出した。
囲まれた飯田くんに向けて、前から氷が迫っていく＿＿＿その時。
飯田くんはその場から立ち幅跳びでもするかの如く高く跳んだ。
そのまま氷を避けて、轟くんの元まで辿り着く。
「レシプロ…バースト！！」
足のエンジンから出る炎が青色に変わる。
勢いを殺さないようにして、足を蹴る感じで振り抜く。
轟くんはそれを屈んでよけた。
けど、飯田くんはそれを予測していたのか、着地してから上に跳んで、回し蹴りを轟くんの背中に決めた。
＿＿＿ドゴッ、と鈍い音が聞こえた。
「すげえ！速すぎだろあの蹴り」
「だいぶ重そうなの入ったぞ！！」
轟くんが地面を凍らして足場を取ろうとしたけど、それも跳んで避けて、逆に彼の体操服を掴むと、勢いよく外のラインに向けて走り出した。
…なるほど。場外に放り投げるつもりなんだ。
＿＿＿プスン
ここまで順調に飯田くんが攻めていたけど、それが崩れたのはこの音が聞こえてからだった。
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すずな - 響さん» コメントありがとうございます🥰夢主ちゃんめっちゃ可愛いですよね〜！！ (8月10日 11時) (
レス) id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
響 - めちゃくちゃ面白くて一気に読んじゃいました！！！チート夢主ちゃんかっこかわいくてすきです笑 次の更新気長にまってます✨ (8月9日 19時) (レス) @page36 id: 78bf574804 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずな | 作成日時：2023年7月13日 1時
