129-本気に感謝 ページ30
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「女の子いたぶって遊んでんじゃねーよ！！」
…はあ。見方によってはそう見えるんだろうね。それは否定しない。
けどね？勝己ならともかく、観客席っていう最高の位置どりからアレらが見えないならそれは間違ってるよ。
「今遊んでるっつったのプロか？何年目だ？シラフで言ってんならもう見る意味ねぇから帰れ。帰って転職サイトでも見てろ。
ここまで上がってきた相手の力を認めてるから警戒してんだろう。本気で勝とうとしてるからこそ手加減も油断も出来ねえんだろが」
相澤先生も私と同じ考えだったみたい。…なら、優等生ってことだよね？
それに。お茶子ちゃんはまだ諦めてなんかない。
「そろそろ…か…な…ありがとう爆豪くん…油断してくれなくて」
彼女はそう言いながら両手の指先を合わせた。
「勝己も戦うの上手だけど…お茶子ちゃんも中々に凄いよ。
一気に降り注ぐフィールドのカケラ。それらは一直線に勝己の元へ。
「勝あアアァつ!!」
「流星群ー！！！」
数えられない程に多いカケラ。…勝己はどうやって対処するのか、固唾を飲んで見守る。
＿＿＿BOOM!!
勝己は上に向けて、今日最大の爆破をかました。
お茶子ちゃんの体が風圧で飛ばされるくらいの威力。
「デクのヤロウとAとつるんでっからなてめェ。何か企みがあるとは思ってたが…」
「………………１撃て…」
粉々に砕けたカケラが雨みたいに降る。その中で勝己の手から煙が上がっているのが見えた。……結構本気でやったんだ…
「会心の爆撃！！麗日の秘策を堂々＿＿＿正面突破！！」
「危ねぇな」
フウーー…と息を吐く勝己。向かいにはよろけながらも必死に立とうとするお茶子ちゃん。
「いいぜ。こっからが本番だ、麗日」
＿＿＿カク…
勝己の言葉に駆け出そうと踏み出したお茶子ちゃんの体は傾いて、そのまま地面に叩きつけられた。
「ハッ、ハッ…んのっ…体言うこと…きかん」
＿＿＿
きっと、彼女はそれをとっくのとうに超えていた。…でも、それでも。
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すずな - 響さん» コメントありがとうございます🥰夢主ちゃんめっちゃ可愛いですよね〜！！ (8月10日 11時) (
レス) id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
響 - めちゃくちゃ面白くて一気に読んじゃいました！！！チート夢主ちゃんかっこかわいくてすきです笑 次の更新気長にまってます✨ (8月9日 19時) (レス) @page36 id: 78bf574804 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずな | 作成日時：2023年7月13日 1時
