126-緊張してる？ ページ27
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発目さんは自分でラインを跨いだ。
とどのつまり、最初から彼女は飯田くんを利用して自身のアイテムを披露するつもりだったという事。
…売り込み魂、かっこいい。
「…って勝己が消えてる……」
そろそろ控え室に移動するタイミングだと声をかけようと隣を見れば、空席。……ちぇ。
「…ま、芦戸ちゃんと青山くんの試合だけ見たら私も降りようかな」
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「いやあ…芦戸ちゃん身体能力高かったなぁ！！
青山くんは時間がもう少し伸ばせられれば超強いよね…一方で芦戸ちゃんはベルトの故障を誘導してたし、勝己と同じ騎馬だった…実力者じゃん」
それに慌てた青山くんに１発アゴに決めた時は思わずアゴをさすっちゃったもん。
…あ、。鳥肌立ってきた。
そろそろ移動しよ…と静かに立ち上がった。
そして歩いていれば、導かれたのか"選手控え室２"に辿り着いた。
＿＿＿ガチャ
中にはお茶子ちゃんの姿が。
「あ！お茶子ちゃ……って眉間にシワよっちゃってるよ！？」
「あー…ちょっと緊張がね、眉間にきてたね」
隣のパイプ椅子に腰をかけた。
机に肘をついて、向き合う。
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「そうか。君の相手あの爆豪くんだものな…」
緊張を和らげようと話していれば、試合を終えた飯田くんがやって来た。
ふむ…と顎に手を置きながら神妙な面持ちでそう言って……ね、待ってアゴ触らないで、鳥肌立ってきちゃったから！！
「うん…超恐い。でもね…飯田くんの
「「？」」
あのやつって何かな？
そう考えていれば、出久もやってきた。
…さてはお茶子ちゃんの応援だな？
「デクくん！アレ？皆の試合見なくていいの？」
「だいたい短期決戦ですぐ終わってて今、切島くんとB組の人やるとこだよ」
芦戸ちゃんも結構早かったけど、その次も早かったんだ〜、へー。
「常闇くんは先手必勝。八百万さんが準備したものを使わせなかった」
「１対１なら彼は最強に近いな…」
「なら、次の試合が決着ついたらお茶子ちゃんの出番だね…」
彼女は私の言葉にゴクン、と生唾を飲み込んだ。
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すずな - 響さん» コメントありがとうございます🥰夢主ちゃんめっちゃ可愛いですよね〜！！ (8月10日 11時) (
レス) id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
響 - めちゃくちゃ面白くて一気に読んじゃいました！！！チート夢主ちゃんかっこかわいくてすきです笑 次の更新気長にまってます✨ (8月9日 19時) (レス) @page36 id: 78bf574804 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずな | 作成日時：2023年7月13日 1時
