118-そうだ、君は ページ19
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さっき、通りすがりの観客数人が口々に話していた事を思い出す。
轟くんのお父様＿＿＿それはNo．２ヒーローのエンデヴァー。
「俺をオールマイト以上のヒーローに育て上げることで自身の欲求を満たそうってこった。うっとうしい…！そんな屑の道具にはならねえ」
轟。……とどろき？
「記憶の中の母はいつも泣いている…「お前の左側が醜い」と母は俺に煮え湯を浴びせた」
とどろき、くん。
「ざっと話したが俺がおまえにつっかかんのは見返す為だ。クソ親父の個性なんざなくたって……いや…使わず１番になることで奴を完全否定する」
＿＿＿しょう、くん。
外に歩いていく２人とは反対の方向に足を向けた。
静止する勝己の声に「ちょっと用事あって」、と逃げる様にしてそこを立ち去った。
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「チアダンスゥ？！えっ、そんな催しあったっけ？
…ま、みんな可愛いからいっか！！」
お昼休憩が終わり、レクリエーション種目が始まった頃。
少し遅れてたから走って向かえば、チアの服に身を包んだクラスの女の子たちの姿があった。
え、かわち。
当たり前のようにしてスマホを連写。……あ、お茶子ちゃんナイスカメラ目線。
流れる様にして団扇を取り出し＿＿＿
「「よくライブとかで見るうちわ！！？」」
＿＿＿全身全霊で振った。
「ッくうぅ〜、最高！！」
「さァさァ皆楽しく競えよレクリエーション！
それが終われば最終種目。進出４チームプラスAからなるトーナメント形式！！
１対１のガチバトルだ！！」
「トーナメントか…！毎年見てた舞台に立つんだあ…！」
「去年トーナメントだっけ」
「形式は違ったりするけど例年サシで競ってるよ」
クラス毎に集まって、壇上のミッドナイト先生に注目。
「それじゃあ組み合わせ決めのくじ引きしちゃうわよ。組が決まったらレクリエーションを挟んで開始になります！
レクに関して、進出者は参加するもしないも個人の判断に任せるわ。息抜きしたい人も温存したい人もいるしね。
んじゃ１位から順に……「あの…！すみません」……」
「俺、辞退します」
スッ、と手を上げたのは
…なにか理由があるんだろうな。
「尾白くん！何で…！？」
「せっかくプロに見てもらえる場なのに！！」
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すずな - 響さん» コメントありがとうございます🥰夢主ちゃんめっちゃ可愛いですよね〜！！ (8月10日 11時) (
レス) id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
響 - めちゃくちゃ面白くて一気に読んじゃいました！！！チート夢主ちゃんかっこかわいくてすきです笑 次の更新気長にまってます✨ (8月9日 19時) (レス) @page36 id: 78bf574804 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずな | 作成日時：2023年7月13日 1時
