115-救けるためのウソ ページ16
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緑谷side
時透さんから貰ったハチマキをキュ！、と巻き付けた。
＿＿＿ガヒュン
何かの電源が落ちるような音がした方を見れば、得点が表示されていた掲示板の画面が真っ黒になっていた。
「大丈夫…！何としても１０００万のハチマキは取り返す！だから…手を貸して、みんな」
麗日さん。
僕の言葉に強く頷いてくれた彼女等に、僕は集中する体制に入る。
「…轟くん！さっきのハチマキ、実はダミーだったんだ！！」
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時透side
「俺があの掲示板の電源を落とすように話してくる」
伊黒さんの言葉に頷く。彼はそのまま静かに姿を消した。
「俺は下で待ってれば良いんだな！！楽勝だぜ！」
何か反応する前にもう１人は「猪突猛進！」と叫びながら駆けてったけど。
「まぁいいや。僕は…」
自分がやるべき事をするタイミングを見計らう。
丁度、緑谷が上手く紅白頭の人を引きつけている所だった。
…その間、Aは糸遊びでもするかの様に細い糸を飛んだり跳ねたりしていた。
＿＿＿キンッ！！
あたり一面が氷に覆われたと共に、一気に冷気が頬に吹きつけた。
「………！」
これには驚いたのか、Aが下を見た。
数秒呆然としてから、彼女は自身の首元に掛けられたハチマキを数え始めた。
……そうだよね。
さっきとったはずの相手がまだ持ってたら、そりゃあ可笑しいなって思う。
食い入る様に握ったそれを見つめては、緑谷を見る。
何回か繰り返した後Aは、それを上から放り投げた。
…ひっかかったね。
手のひら…指先から繊細に動かして糸を操り出す彼女は、きっと緑谷の持ってる
段々、細い糸がいくつも絡まって強度が上がっていくのが分かった。
「好機は１回……絶対に断ち切ってやる」
本当に……ずっとAは優しいよね。
僕たちを馬鹿にされたからって自分を傷つけてまで証明しようとするし。
でも。
僕はAの力になりたい…もとから僕らの願いは１つなんだ。
「……ふぅ…」
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口調あやふやでゴメン！！
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すずな - 響さん» コメントありがとうございます🥰夢主ちゃんめっちゃ可愛いですよね〜！！ (8月10日 11時) (
レス) id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
響 - めちゃくちゃ面白くて一気に読んじゃいました！！！チート夢主ちゃんかっこかわいくてすきです笑 次の更新気長にまってます✨ (8月9日 19時) (レス) @page36 id: 78bf574804 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずな | 作成日時：2023年7月13日 1時
