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「星霜の舞」
短刀を引き抜けば、刀身が真っ黒に染まっていた。
それで手首に紋様を描くようにして、刃先を滑らせた。
「願 いの糸 」
手首に刻まれた「天」が光を放つ。
「っ…子分、おまえ変だぞ！！」
「Aっ？…まさか ＿＿＿やめてっ！！」
伊之助と無一郎が私の異変に気付いてしまった。
でも、もう遅い。
＿＿＿グンッ
強く何かに引っ張られるようにして私の体が宙に浮いた 。
「………は？」
「浮いて…る？！」
-
願いの糸。
それは、昔々、織姫と彦星が逢えるその日……七夕に願いを込めてかけられた5色の糸のこと。
-
実際に浮いてる訳じゃないのに、それすらも分からないんだね。
私は会場中に張り巡らされた糸の上を滑るようにして歩く。
巡り歩きながら、１つの騎馬の上で足を止めた。
「出久…もらっちゃうね？」
出久の騎馬は、轟くんの騎馬と向かい合っていて、こちらには気付いていないようだった。
静かに、フッ…と左の掌を上げる。……まるで、操り人形でも操ってるみたいに。
指先から伸びた白色の糸を手繰り寄せれば、あっというまに出久のハチマキが手中に収まった。
「「「！！！！」」」
２つの騎馬の全員が上を見た。…あ、バレちゃったか。
「なら……轟くんのも、もーらい！」
出久の時と同じように右手を動かせば瞬く間にハチマキが手に入った。
「……わっ、みんなこっち見てる。…なら、全部もらっちゃうね？」
２つのハチマキを首に巻いて、空いた両手を勢いよく上に引けば、全てのハチマキが私の手に吸い寄せられるようにして乗った。
私、凄いでしょ？でもね、皆はもっともっと凄く強いの。頼りになるの。
-
空白はコピペすべし！
113-とめどなく* ページ14
-
「……他の騎馬、ぜ〜んぶ潰してあげる」
残り半分って事は１０分も無い。
…まず、大きい得点の所から摘もう。
「小芭内たち。私が落ちてきた時だけ受け止めてね」
いくら私に暴言吐いたって良い。気にしないし。
でも。私の皆を侮辱するのは許さない。
何で分からないのかな？
＿＿＿本気なんて出しちゃえば一瞬で終わっちゃうって。
短刀を引き抜けば、刀身が真っ黒に染まっていた。
それで手首に紋様を描くようにして、刃先を滑らせた。
手首に刻まれた「天」が光を放つ。
「っ…子分、おまえ変だぞ！！」
「Aっ？…
伊之助と無一郎が私の異変に気付いてしまった。
でも、もう遅い。
＿＿＿グンッ
強く何かに引っ張られるようにして私の体が宙に
「………は？」
「浮いて…る？！」
-
願いの糸。
それは、昔々、織姫と彦星が逢えるその日……七夕に願いを込めてかけられた5色の糸のこと。
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実際に浮いてる訳じゃないのに、それすらも分からないんだね。
私は会場中に張り巡らされた糸の上を滑るようにして歩く。
巡り歩きながら、１つの騎馬の上で足を止めた。
「出久…もらっちゃうね？」
出久の騎馬は、轟くんの騎馬と向かい合っていて、こちらには気付いていないようだった。
静かに、フッ…と左の掌を上げる。……まるで、操り人形でも操ってるみたいに。
指先から伸びた白色の糸を手繰り寄せれば、あっというまに出久のハチマキが手中に収まった。
「「「！！！！」」」
２つの騎馬の全員が上を見た。…あ、バレちゃったか。
「なら……轟くんのも、もーらい！」
出久の時と同じように右手を動かせば瞬く間にハチマキが手に入った。
「……わっ、みんなこっち見てる。…なら、全部もらっちゃうね？」
２つのハチマキを首に巻いて、空いた両手を勢いよく上に引けば、全てのハチマキが私の手に吸い寄せられるようにして乗った。
私、凄いでしょ？でもね、皆はもっともっと凄く強いの。頼りになるの。
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空白はコピペすべし！
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すずな - 響さん» コメントありがとうございます🥰夢主ちゃんめっちゃ可愛いですよね〜！！ (8月10日 11時) (
レス) id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
響 - めちゃくちゃ面白くて一気に読んじゃいました！！！チート夢主ちゃんかっこかわいくてすきです笑 次の更新気長にまってます✨ (8月9日 19時) (レス) @page36 id: 78bf574804 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずな | 作成日時：2023年7月13日 1時
