079-手のひらの上 ページ30
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下の階からドーン！！と、爆発するような音が建物内に木霊して聞こえた。
それに、少しずつ手が冷たく感じるから、気温も下がっているみたい。
まぁ、体はコスチュームが有能すぎて、全くもって無事だけどね？
「………来た」
コツ、コツコツと歩く音が聞こえる。……音からして一人じゃないだろう。
ちなみに私がいるのは五階で、端三つ目の部屋だから、一応既に臨戦体制に入っている。
＿＿＿ガチャリ。
隣の部屋のドアが開いた音がした。
それぞれバラけて定位置に着く。
……と、ここで予想外の出来事が起きた。
＿＿＿ボンッッ！！！
隣の部屋と仕切られている壁が爆破によって崩されたのだ。
予想外の出来事に慌てることなく、ちらっとみんなに目配せをして、口を動かした。
これは最悪の場合の連絡手段に、とカナヲが考えた案。
それと同時に捕獲用のテープをカナヲとカナエちゃんに三つずつ投げておく。
見れば、しのぶは封がされている袋を懐から取り出していた。
「……当たりだ」
轟くんの確信した声に、潔く私は自分から彼らの前に姿を現した。
「ようこそ〜！私に会いにきてくれたのぉ？…あれれ？あとの三人はぁ？」
「…わっはっはー！！我々三人で足りるから……「もうっ！強がっちゃダメだよぉ」……な」
「だってぇ。外にいるあの子たちは心配で来ちゃったみたいだよぉ？」
「「「……ッ！」」」
みんな顔に出てるよ。
悪いけど、そっちの作戦とか、とっくに打破してるからさ。…あ、でも！七個目のだったし、凄いじゃん！
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※説明しよう！！
Aはヒーロー達がどういう風に攻めて来るのか、仮説を立てれるだけ立てていたのだ！
そのうちの七個目が彼らの作戦と一致していたと言う訳だ！！
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「私ぃ、そんなにおバカじゃないからぁ。
…てかぁ、私が一人だと思ってたりするぅ？」
人差し指を立てながらそう告げると、三人とも面白いように外にいる彼女らに目をやった。
……言葉を失うのも分かる。
だって、ほんの数秒前までそこにいた子が消えてたら、誰だって驚くと思うもん。
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すずな - 奥山乃愛さん» いつもいつもありがとうございます！！ ゆっくりですが頑張りますねッ！ (2023年2月10日 23時) (
レス) @page33 id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 分かりました！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年1月22日 19時) (レス) @page40 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
すずな - レベさん» あ、本当だ！！ ありがとうございます✨助かりました〜、直しますっ！ (2023年1月4日 1時) (レス) @page36 id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
レベ - 84話のやつ、匂いじゃなくて音ですよ。 (2022年12月28日 16時) (レス) @page36 id: ea3111d08d (このIDを非表示/違反報告)
すずな - 奥山乃愛さん» ありがとうございます！作者も夢主ちゃんみたいに頑張りたいと思います（笑） (2022年12月18日 17時) (レス) @page39 id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずな | 作成日時：2022年4月2日 21時
