064-皆で食べよう ページ15
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「……美味しそぉ〜！」
豪華すぎる料理によだれが垂れそうになる。レディとしてそれはマズいから我慢したけれど。
「よしッ！皆一緒に、せーのっ」
「「「いただきます」」」
説明しよう。
まず主食はお米で、炊き込みご飯と白米の二種類ある。
お供として、生姜の佃煮が控えている様子。
次にさつまいもの味噌汁。
…では、おかずを見ていこう。
まず、鰻の蒲焼。
一人分をアオイが既に取り分けてくれていて。
「Aの、特別だからね？」
…って、内緒で少し大きいのをくれた。
次に、お豆腐。
とろろ昆布を乗せて食べるとおいしいみたい。
他にも、季節の野菜(タラの芽など)の天ぷらがあったり。
鮭大根とふろしき大根が揃ってたり。
ふぐ刺しまで丁寧に飾られている。
でも、ふぐ刺しは大きなお皿に盛られていて中々箸が届かない……どうしよう…
「…おい。これやっからそんな顔すんな…」
顔を上げれば隣に座っていた伊之助が取り皿に沢山ふぐの刺身を重ねていて。ぬっ、とそれを渡してくれた。
「…でも、これ伊之助のぶんで……「良いから食え！」……ありがとう」
貰った一切れを口に含む。
途端にとろけるように消えた身。
「ひあわふぇ〜」
もっきゅもっきゅ。
口一杯に頬張りながらお礼に、茄子と大葉の天ぷらをのせたお皿を渡す。
「召し上がれ！」
「……！」
飲み込むように食べた伊之助。
ホワホワ…と、幸せそうに食べるからほっこりしちゃう。
ニコニコ見つめていれば。
ぐっ！、と頬を片手で掴まれ、伊之助とは反対側に顔を向けられた。
「…あんまこっち見んじゃねぇ」
少し掠れ気味に呟いた伊之助。
……確かに、食べずらかったよね！？
「ごめんね。こっち向いて食べるね」
伊之助とは逆の隣の人と向かい合う。
……蜜璃。食べる姿も百合の花だね。
そう心を込めて笑顔を向けると、徐々に蜜璃の頬が赤く色づいた。
「…これ食べる？」
考え抜いた末。
私は大きめのタラの芽の天ぷらを蜜璃の口元に運んだ。
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すずな - 奥山乃愛さん» いつもいつもありがとうございます！！ ゆっくりですが頑張りますねッ！ (2023年2月10日 23時) (
レス) @page33 id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 分かりました！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年1月22日 19時) (レス) @page40 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
すずな - レベさん» あ、本当だ！！ ありがとうございます✨助かりました〜、直しますっ！ (2023年1月4日 1時) (レス) @page36 id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
レベ - 84話のやつ、匂いじゃなくて音ですよ。 (2022年12月28日 16時) (レス) @page36 id: ea3111d08d (このIDを非表示/違反報告)
すずな - 奥山乃愛さん» ありがとうございます！作者も夢主ちゃんみたいに頑張りたいと思います（笑） (2022年12月18日 17時) (レス) @page39 id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずな | 作成日時：2022年4月2日 21時
