062-分らせたげる ページ13
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「…あ、この後ってお迎えが来るよね？」
思い出したように声を上げた出久に顔が綻ぶ。
そう。今日は入学初日だった為に、お祝い会を開く事になった。エスコートからしてくれるんだとか。
「特別に累が来てくれるって！」
「………そっか。楽しんでおいで」
「うんッ、全力でね！」
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ニコニコ出久と話していれば。
急に腰の少し上らへんに、きゅ…と優しく腕が回された。
「おつかれ、A。帰ろう」
大好きなその声にくるっと体を反転させれば、目の前には満面の笑みを浮かべる累と、車を運転してきたであろう隠しの人(たしか後藤さんだったかな)が居た。
「…じゃ、
累は、言うや否や私の手を取り車へと歩き出す。
「…ッとと。また明日ね、出久！」
「……うん、バイバイ！」
空いた手を大きく振って、出久に別れを告げる。
そして、累とお喋りしながら家に向かうことにした。
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「ねぇ、A。ボク隣でご飯食べたいなぁ……ダメ？」
車から降りて家に続く階段を上がる最中に累が、可愛らしく首を傾げる。……いいよって言いたいけど。
「留守番してくれてた皆も累の隣に座りたいかもしれないから、お家に着いたら考えよ？」
「…………はぁい」
ドアに手をかけて、そのまま玄関に入る。
＿＿＿ガチャリ。大きな開閉音が聞こえた皆が一斉に廊下を駆け抜けて来てくれた。
「ただいま〜！！」
「「「おかえりなさい！！」」」
可愛いなほちちゃん達に出迎えられて、嬉しい気持ちのまま靴を脱いだ。
…あ、累と手繋ぎっぱなしだった。＿＿＿まぁ、いっか。
そのまま歩いていれば、炭治郎に手を洗っておいでと言われる。素直に従って、累の手を離して洗面所に向かった。
「あ、おかえりなさいませ！」
ちょうど洗濯物を運ぼうとしていた家政婦さんが笑顔で迎えてくれた。今日もお美しい……
「ただいまです！……すみません、いつも綺麗にして頂いて。あ、片方持ちますよ」
ヒョイッと持ち上げれば、家政婦さんははにかみながらお礼を伝えてくれた。
世間話をしながら二人で洗濯物を干して、彼女は自身の家に帰って行った。
なんでもここから近いらしい。
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すずな - 奥山乃愛さん» いつもいつもありがとうございます！！ ゆっくりですが頑張りますねッ！ (2023年2月10日 23時) (
レス) @page33 id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 分かりました！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年1月22日 19時) (レス) @page40 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
すずな - レベさん» あ、本当だ！！ ありがとうございます✨助かりました〜、直しますっ！ (2023年1月4日 1時) (レス) @page36 id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
レベ - 84話のやつ、匂いじゃなくて音ですよ。 (2022年12月28日 16時) (レス) @page36 id: ea3111d08d (このIDを非表示/違反報告)
すずな - 奥山乃愛さん» ありがとうございます！作者も夢主ちゃんみたいに頑張りたいと思います（笑） (2022年12月18日 17時) (レス) @page39 id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずな | 作成日時：2022年4月2日 21時
