育てる…? ページ6
ガラガラ
医者「AAさん。少しお話が…」
さ「さなも行きたい!」
医者「すみませんさなさん?、Aさんと2人で話し合うので…」
さ「え〜…」
『すぐ終わると思うから、ちょっと待っててね』
さ「…はーい…」
医者「では、こちらへ」
私は、医者の誘導に従い病室から、出た
ガラガラ(ドアを閉める音)
『それで、どうしたんですか?』
医者「……もう、気づいてるかもしれないんですが、あの少女は、虐○されてこちらに来ました…
そして、あの子は、高校生なんです…」
驚いた、だってあんなにかわいいし、たまにわがままを言っているさなちゃんが私と同じ高校生
なんて…信じられなかった
『本当なんですか…?』
医者「はい…母親は、虐○で逮捕、父親は、病気でもう天に居ます。両親を病気で、失ったあなたなら
状況を違えど、あの少女の気持ちが分かるでしょう?」
…両親が居なくて、ご飯とかもどうすればいいか分からない…そんな状況が続き、一回倒れた事が
あった、その時にもさなに助けてもらったっけ
いじめにも守ってくれて、私自身も守ってくれていたさなには、感謝しかない
『はい…辛い気持ち、よく分かります』
医者「ちゃんと育ててもらわなかったから…幼い感じになってしまったんでは、ないでしょうか…」
『…それで、どうすればいいんですか?』
医者「……あの子を育ててほしいのです」
『……え?…』
待って待って…育てる?…育てる?!私には、無理だよ〜
『私じゃ、務まらないですよ…他にいい人が居ると思います』
医者「あなたじゃなきゃ、駄目なんです…」
『なんで、ですか?』
医者「両親が居ない気持ちが分かるあなたじゃないと」
『……わかりました…次の切がいい時にまでに高校勉強させます、そして私と同じ高校に入れる…
どうですか?』
医者「よろしいと思います。それでは、ありがとうございました…」
テクテク
まさか、私に頼まれるなんてね…
勉強させるぞ〜!
ガラガラ
『ただいま!』
さ「おかえり〜!」
ドアを開けて挨拶をするとさなちゃんが抱きついてきた
『…さなちゃん』
さ「どうしたの〜?」
『お勉強しよ』
さ「…な、んで?」
『私と同じ高校に入れたいから』
さ「さな、お勉強苦手だから、失敗しても怒らないならやる…!」
『怒らないよ…入院が終わったら、私と一緒に、暮らそうね』
さ「うん!」
12人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しまじろうTV | 作成日時:2022年6月26日 16時