伝説の死神と幻の死神 (ページ24)

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過去編1 ページ24

ここから過去編にまいります！

少し長いと思いますが、どうぞ、お付き合いください！
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＿＿＿＿約半世紀ほど前、

死神派遣協会には【幻の死神】と呼ばれる者がいた。

名はA.ウォーカー。

そして彼女の隣には【伝説の死神】と呼ばれる

アンダーテイカー。

ふたりは互いを信頼しあっており、

とても仲が良かった。

仕事をする時は必ずふたりでコンビを組み、

たくさんの魂を回収していた。

貴「ねえねえ、アンダーテイカー！」

ア「どうしたんだい?A」

Aの呼びかけに答えるアンダーテイカー。

その様子は、何が言いたいのか、分かっているようだった。

貴「……人間界におりよう！！」

ア「はあ…(だと思った。)」

貴「なにー?そのため息～～!」

アンダーテイカーのため息に対してそういうA。

ア「なんでもないさ。…行こうか」

アンダーテイカーは若干、表情を曇らせたが、

Aの頼みを聞いてくれた。

貴「やったあ！アンダーテイカー、優しいね！」

ア「そうかい？それは嬉しいねえ」

アンダーテイカーはそういって

今まで引きつっていた表情を緩ませると、

Aの手をとった。

貴「……！ありがと。」

ア「Aがはぐれないようにね？
小生がエスコートするよお」

Aは突然手をとられたことに対して、驚いたが

アンダーテイカーは気にしている様子ではなかったため、

Aも気にしないようにした。

貴「(………ズルイ)」

Aは心の中でそう呟くと、

アンダーテイカーにエスコートされるがまま、

人間界におりていった。