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覚醒の時… ページ9

(※続きから…)

ギュキャキャキャキャッ!ボッ!ボォオオ〜ンッ!ボォ〜オオオオンッ!ズッキョ〜〜〜ォオオオオ!!!
ほぼステアリングを切るタイミングやアクセルを踏み込むタイミングなどが重なり…
いかにもデッドヒートの様相を見せている。

?1『しっかしまぁ…1本走っただけでもうタイミングを掴んじゃって極めちゃってるじゃん…この”追いかけっこ”で確実にレイカは進化している。すっげぇわ。』

そして差はほぼなくなり、張り付かれる状態に。

FFとFRと言うそれぞれの駆動形式の関係上、どうしてもアクセルを踏み込むタイミングが微妙に異なってはいるものの、ほぼ互角に下り切った。下の駐車場で?2を降ろしていると、レイカが駐車場の外で車を降りずに待っている。…”絶対に逃がさない!!”と言う無言の圧力。

ロードスターはゆっくり駐車場出口に向かうと…右にウィンカーを出し、山を登る意思表示。
レイカはそれを見てちょっと前に出してからサイドブレーキを弾いてスピンターンをぶちかます。
レイカのBA1がスピンターンをしてこっちに頭が向き直ったのを確認してロードスターのアクセルをドカッと音がしそうな勢いで踏みつけクラッチを一気につなぎ…上りが始まる。
正直アンダーパワーなロードスターには厳しいんだけどね…。

露骨にBA1が差を詰めて…バンパー同士の差は10Cmも離れていないんじゃないかと思うほど。
それだけ”自分が突っ込んでしまう事は無い”という自信が無きゃ詰められないし、それと共にバトルする相手が”よっぽどの事が無い限り取っ散らかる様な運転をすることが無い”と確信が持てなければできない事ではある。

ルームミラーを見ながら?1がフッと薄く笑い…アンダーパワーゆえにこのロードスターでは
シフト以外ではスロットル開度が2/3を割り込むことが無い。
そして無駄な減速の一切無い上りのアタックをこなしていく。BA1の運転席に座っていて、
レイカは楽しさとともに、抜かそうと思っても抜けない、それなのにコーナーワークでも、
差を広げられないようにするだけで突っ込みも立ち上がりも負けてはいないけど勝てない悔しさも思い知っていた。

レイカ心の声「(ん〜なかなか抜けない…ホント厄介だわぁ…考えなきゃ…こんな時姉さん(=美奈子)ならどうする…?ん〜加速に入るタイミングを弄ってもこれ以上ロスを減らせそうも無いし…じゃあ原則をもっとタイミングを変えるか制動距離を減らす…って言ったってこれ以上削れないし…)」

試行錯誤の結果は…→←き、来たぁああああ!!!(加筆修正)



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こんちゃん - お疲れさまでした。とてもうれしすぎてこちらも ありがたく思います。次回作を期待しておりますよ (2021年1月24日 21時) (レス) id: 79b15f1aca (このIDを非表示/違反報告)
こんちゃん - とてもありがたいことですよ レイカちゃ〜〜ん (2021年1月24日 21時) (レス) id: 79b15f1aca (このIDを非表示/違反報告)
こんちゃん - いろいろと旅立ちがありますけどね (2021年1月24日 21時) (レス) id: 79b15f1aca (このIDを非表示/違反報告)
Silvia Silvermoon(プロフ) - こんちゃんさん» まぁ…時間軸がずれてるのでまだコロナはココには出てきませんけどね^^;;; (2021年1月16日 21時) (レス) id: a4f679c1cb (このIDを非表示/違反報告)
こんちゃん - 電気関係は全くですねえ〜〜(笑) (2021年1月16日 18時) (レス) id: e51813d718 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Silvermoon | 作成日時:2020年12月1日 19時

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