7 《Kaito.N side》 ページ8
《Kaito.N side》
最近つまらない。
踊っててもつまらない。
メンバーといる時間はめちゃくちゃ楽しいんだけど、
好きで踊ってた時が懐かしい。
今は、
『踊らされてる』
そんな気がして。
うーん、ファンにもバレちゃってるな。。
ひっそりエゴサして、すぐ見るのをやめた。
勘のいいファンは嫌いだよ…いや、好きだけど。。
(↑ネタ)
重たい足取りで、MV撮影に望む。
MVが撮れるくらいまで僕達も大きくなったと実感する。にしても眠いな。。
「おはようございます!」
現場に入ると、もうたくさんのスタッフさんが作業をしていた。
複雑な気持ちでこの場にいると、肩身が狭い。
呼ばれるまで座って待ってよう、と座った横に眉間に皺を寄せ絵コンテをずっと眺めている女性がいた。
「(スタッフさん、、かな?)」
にしても、ずっと眉間に皺を寄せてますけど。
横に僕が来たことに気付いてないのか?
「…おはようございます。」
その女性はびっくりしてこちらに向く。
すぐに柔らかな笑顔で
『おはようございます』
と返してくれた。
その後も、ずっとその人はパソコンと闘って、眉間に皺を寄せていた。めちゃくちゃ真剣な姿と、朝の挨拶の時に見た笑顔のギャップに少しキュンとした。
あの人、何してんだろ。
難しい計算でもしてるのかな。。
じゃなきゃあんなに皺を寄せて作業しないって…
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mina(プロフ) - 初めまして!何これー!めちゃめちゃドキドキする!ニヤニヤ止まらない!で一気読みしました(〃ω〃)また海くんのお話読めたら幸せです。お気に入り登録させて頂きました(ハート) (2021年3月15日 0時) (レス) id: d893026202 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yk* | 作成日時:2020年4月3日 2時