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それから長いこと、会わない日が続いて。
LINE越しで話したり、画面越しにあなたを見てた。
それだけでも、とってもワクワクして。
仕事も頑張れてた。
ある時、LINEが来た。
｢今日、会いたいな。｣
『2人で会うのは危ないんじゃない？』
｢大丈夫、ここに来て！｣
と海人が言ってマップの写真が送られてきた。
そして集合時間も。
『うん、わかった』
｢気をつけて来てね〜｣
なんだろう、、？
仕事を定時で終わらせて、余裕を持って集合場所に行った。人が少ないけど素敵な雰囲気の喫茶店だった。
まだ、集合時間の何十分か前なのにそこに海人はいた。
私を見つけると、ワンコのように駆け寄ってきた。
｢久しぶり！｣
髪を染めたみたいで、髪色が少し暗いね。
『うん、久しぶり！』
｢さ！こっち来て。｣
席に着いて海人はすぐに私の前に、可愛らしい箱を手渡した。
『…？なにこれ。』
｢開けてみてよ｣
ゆっくり開けてみると、そこには、シンプルでオシャレなアンクレットが。
｢可愛いなって思ったから…お揃いにしたくて。｣
恥ずかしそうに海人が言った。
｢ほ、ほら！ネックレスとか、ブレスレットだと、何かと目につくけど、アンクレットだったらいいかなって…｣
『ありがとう…！』
お揃い
初めてかもしれない。
しかもなんでもない日にプレゼントを貰うなんて。
｢…一応俺も見えないように気をつけるからさ、つけて欲しいんだ。｣
『うん、つけてみる。おいしょ…』
｢…あ、つけてあげる！｣
そう言って海人はアンクレットを優しくつけてくれた。
そして自分のつけてるアンクレットをちらりと見せて、
｢お揃い！｣
って嬉しそうに笑いかけてきた。すごく嬉しそうだったから思わず笑ってしまって。
それから少しだけ話をして。
こうやって会えるだけでとってもとっても嬉しいの。
笑い合えるだけで。
なんて言えないけどね。
長居するのは危ないから、早めにお開きしようかって話になったけど、その短い時間でも｢好き｣をたくさん言ってくれて。
このまま帰ろうと思った時、
ふと海人の表情が真面目になった。
｢次に行こうって言ったら怒る？｣
まぁ鈍感じゃないから、何となくわかったよ。
不安な気持ちはあったけど、
私の口は正直だった。
『ううん、怒らないよ。』
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mina(プロフ) - 初めまして！何これー！めちゃめちゃドキドキする！ニヤニヤ止まらない！で一気読みしました(〃ω〃)また海くんのお話読めたら幸せです。お気に入り登録させて頂きました(ハート) (2021年3月15日 0時) (
レス) id: d893026202 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yk* | 作成日時：2020年4月3日 2時
