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「カンパーイ!!!」






Travis Japanのメンバーと、撮影スタッフさん数人で食事会を開いた。そこに私もいたわけだけど。


女性も少ないけどいたからほっとしつつ。


「よいしょっと、こんばんは、Aさん」



隣に中村くんがやってきた。

もう、露骨に横にやってくる感じ、嫌いじゃないよ。むしろ好きかもな…





「来てくれたんですね。来ないかもって不安で…」



『いえいえ!呼んでくださってありがとうございます!』




そういうと中村くんはふにゃっと笑って見せた。
そして耳元で






「好きです。」





とつぶやく。ほんとに好きのシャワーを私にくれる。


『…もぉ〜』


顔が熱くなるのが分かった。




どんどんみんな、お酒が入って賑やかになっていく。

私はお酒が苦手だからずっとソフトドリンクで。

中村くんはと言うと、ちびちびとお酒を飲んでた。





『お酒、苦手ですか?』


「…うーんとねぇ…よく自分でもわかんないけど…」






彼はやや俯きながら、

「酔ってる姿は恥ずかしいから見せたくないなって」



『でも、ちびちび飲んだらより酔いませんか?』



「…うん、ちょっと酔いがまわってきたぁ」





斜め前の宮近くんが潰れてる。お酒弱いんだなぁ。






『お手洗い、行ってきますね。』

そう声を中村くんにかけると、



「着いて来いってことですか?」




『な、なわけないじゃないですか!!』


「へへ〜よくあるシチュエーションじゃない?
2人だけ抜け出してさ〜笑笑」


『酔ってますね?』

「酔ってなくても俺だったら着いてくよ。」



一人称が俺の中村くん、初めてかもな…
ってそこじゃなくて…



しょうがないから、お手洗いの前まで着いて来ていいってことにした。

まぁみんな、気にしないかなって思って。




あれ、お手洗いに先客が。タイミング悪かったかな。





『?!』



見てはいけないものを見た。あれは、キスしてた??






『…。』

「どうした?」

『いや、ちょっと…』



中村くんが私の前に出てそれを覗き見た。

「…あー」
『あはは…』




「先にやられちゃったなぁ」



『…。』

なんて返せばいいんでしょ。誰か教えてください。





しょうがないから、お手洗いから少し離れたところで空くのを待った。




キスしてたのは誰?って…

言えないです…もう…。




でも、これがきっかけで多分、中村くんのリミッターが、少しだけ外れた気がする。

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設定タグ:TravisJapan , 中村海人 , トラジャ   
作品ジャンル:タレント
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mina(プロフ) - 初めまして!何これー!めちゃめちゃドキドキする!ニヤニヤ止まらない!で一気読みしました(〃ω〃)また海くんのお話読めたら幸せです。お気に入り登録させて頂きました(ハート) (2021年3月15日 0時) (レス) id: d893026202 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yk* | 作成日時:2020年4月3日 2時

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