検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:24,277 hit

ページ ページ31

翌日


「夏油先生」

外の水道場にて目的の人を見つけ声をかける。
一瞬目を見開いたが直ぐにいつもの笑みへ。

「A?どうしたんだい、今日は……」

「おやすみ、ですよね!」
「あぁ。」

窓を飛び越えて隣へ立つ。


「少し欲しいものができちゃって」
「欲しいもの?」

少し緊張してしまう。
なんたって誤魔化すんだもん……

「太刀です。僕の太刀。大きさとか重さとか把握しときたくて」
「あぁ、そう言えば渡してなかったね」



職員室までおいで。



職員室で夏油に手渡された太刀と、部屋から持ってきた脇差を左の腰に固定した。


「悠仁くん、宿儺君、行こうぜ」
「手分けする?俺らだったら呼べばわかるし……」
「手っ取り早く行きたいところだな」

「わかった。3手に別れよう




ないとは思うけど気をつけてね」






それぞれの返事を聞いて別れる。
僕は敷地の右側を調べに向かおうか。







歩き出して十数分。

気の向くまま鬱蒼と繁る林を歩いている訳だが……


「そんな簡単に見つからないよね」



でもドキドキする。

しちゃいけないこと……ではないけど、なんだか誰かに見つからないように事を進めるのはとても楽しい。


少しして、開けた場所に出た。



特になんの変哲もなくて、環境に合わせたバトルフィールド(訓練場)かな?とか。


けど直ぐに違うことがわかった。


「なに……これ…」



僕の目に映ったのは、



「雁字搦めじゃん……」

色とりどりの縄や糸、紐でぐるぐるに巻かれた

「社……」


正確には見えたのは社ではない。

社の形をした歪みと、前述した糸達だ。


明らかに異常。
その中でも太い真っ白な縄と黒い縄。



触れようと手を伸ばす、が柔らかいなにかに遮られる。

社を中心に半円の結界のような何かが有るのがわかった。

「ふーん……じゃあ…」

次ページ→←前ページ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (40 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
92人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

しいさん(プロフ) - 紫雲さん» やったぜ!ありがとうございます!!! (2021年2月11日 17時) (レス) id: 2c34af32f0 (このIDを非表示/違反報告)
紫雲(プロフ) - しいさんさん» えらいえらい。頑張れ!|ω・)ノ (2021年2月11日 16時) (レス) id: a18463f7a8 (このIDを非表示/違反報告)
しいさん(プロフ) - いっぱい更新してみたよ。褒めて褒めて。。。 (2021年2月11日 14時) (レス) id: 2c34af32f0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:しいさん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/homupe2019/  
作成日時:2021年1月22日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。