10話 タヌキと海列車 その4 ページ37
…！！
ウォッッッホォ！！ウォホッウォホッ！！
ちょ！！知ってたけど！！それやるの知ってたけどぉ！！煙がゴホッ！！
こんのクソケージッ！開けろよおい！！窒息するから！！ただでさえダルいんだよ私は！！
「にに、ニコ・ロビンは貰ったァーーーッ！！！」
カッコつけたつもりかそげキング！！せっかく煙撒いたんだから静かに攫え！！
ｶﾞｺﾝ！！
…！海列車が離れた音…！！
「……ッやったァーーッ！！ロビンを取り戻したぞォーーッ！！」
…遠くから、そげキングの声が聞こえた。
………そう、うまくはいかない。相手はCP9……。
政府屈指の戦闘兵器だぞ。
原作通り、ブルーノたちのトゲの鞭が切り離された列車を捕えた。
……心のどこかで、このまま逃げ切れないか、期待してたけど…。
「………」
…？身体に浮遊感が……。
！？？
「来い」
上を見上げれば…ルッチがいた。ルッチにケージを持ち上げられたのか…。
しかし、何をする気だこの男…！？
「引き戻されたァーーーッ！！？」
「なんちゅうパワーだ…」
「煙幕とはつまらねぇ真似を！」
…ほんと、なんてパワーだよブルーノ。これで更に悪魔の実の能力者ってんだから…。
「ッ…やっぱ、無理あったか…」
そのタイミングで、ルッチが私が入ったケージを抱えながらサンジさん達の前に立ち……これは、もう、隠せないか…。
「おい……………忘れ物だ」
「「「…！！？？」」」
…足引っ張りたくないから、存在を隠してたのに……バレた。
「(名前)……ッ！？？」
「な、ななな、(名前)！？？お前、ガレーラの船大工達に保護されてたんじゃあ…！！」
「……クォォ…」
それを誰が言ったかは知らないが、少なくとも私はここにいる。
…サンジさん達にとっては、今頃ウォーターセブンで安全に過ごしているであろうタヌキが海列車にいたんだ。驚くに決まってる…。
「………」
…でも、この場の誰よりも驚いているのは、ロビンさんだった。
そりゃそうだ。私含む仲間達の安全と引き換えに、この列車に乗っていたはずなのに、その安全を保障されるはずの私がいるんだもの。明らか好待遇にも見えないしね、in檻なんで。
「………麦わらの一味の者は殺すな、そう言う約束だ」
「…そげキング」
「ア、ハイ」
「ロビンちゃんを死守しろよ！！おれァ(名前)を奪い返す！！」
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しい(プロフ) - 蒼陽さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けるとこちらもとてつもなく嬉しいです。ありがとうございますッ！！タヌキさんの冒険の続きをお楽しみに！ (2022年10月8日 7時) (
レス) id: 944c7f96fb (このIDを非表示/違反報告)
蒼陽(プロフ) - とても素晴らしい作品であえてうれしいです！勉強になります、続編おめでとうございます。楽しみにしています (2022年10月8日 2時) (レス) @page49 id: 306cc09e04 (このIDを非表示/違反報告)
しい(プロフ) - 青子さん» コメントありがとうございます！その辺りは物語中でじょじょに明らかにしていく予定なので、お付き合い頂けたら嬉しいです。 (2022年9月28日 6時) (レス) id: 944c7f96fb (このIDを非表示/違反報告)
しい(プロフ) - レモンさん» 初投稿の作品にコメントまで頂けて本当に光栄です…。ありがとうございます…！ (2022年9月28日 6時) (レス) id: 944c7f96fb (このIDを非表示/違反報告)
青子 - 可愛いwwwwwたぬきさんは能力者なのかな？なんでチョッパーと話せないのかな？続き楽しみに待ってます！！ (2022年9月28日 0時) (レス) @page14 id: 904e809950 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しい | 作成日時：2022年9月26日 16時
