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教室へと向かう最中。
前を歩く2人に目が離せなくなった。
(なんやあれ。Aと大西さん…よな。)
仲良さそうに歩いてる彼らを見て胸がチクチクと痛んだ。
2人を見なければええ話なのに、目を逸らすことすら出来ないのだ。
どうして…
いつ、いつ仲良くなったんだろう。
悔しい。
そう思った。
俺は何もなかったかのように教室へと入った。
「おかえりまっさん。」
、え？
いま…まっさんって言った？
「ただいま。Aからまっさんなんて久々に聞いたな」
「もう1回言って。」
「いやです。」
平然を装って返したが、今俺の心臓はばくばくしてる。
久々にまっさんって呼んでくれたな。
小学生以来や。
中学に上がるといきなり名前呼びになって、少し寂しかったのと嬉しさもあった。
なんか名前呼びってドキドキせぇへん？
意識してくれてんのかなって。
何言ってんやろ俺。気持ち悪いな笑
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作者名：しーさん。 | 作成日時：2023年6月1日 11時
