隣は隣でも (ページ12)

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(おお。これこれ！懐かしいな)

中学の頃の生徒会を思い出す。

俺とAは書記をやってたな。

もう1人の先輩。リチャード先輩と仲良く楽しく生徒会活動が出来て幸せやった。

もちろん中学の生徒会長も誠也先輩だった。

「お疲れ様でした。失敗しませんでしたか笑？」

「なっ、そんなんせんわ！」

分かりやすいなおい笑
目が泳いでる。

先輩は堂々としてて誰に対しても意見をはっきりと言うが、どこか少し抜けてる部分がある。

「先輩が変わってなくて安心しました笑」

「あ、いい意味ですからね？」

「なんやねんそれ。」

久々に会い、会話が弾んだおかげでとてと楽しい時間を過ごせた。

「そうや。なあ正門。」

「はい？なんですか。」

「生徒会2年誰もおらへんねん。」

「正門とA来てくれんか。お前らがおらんとつまらんねん。」

「てか来いよ！」と圧をかける先輩。

そういう所が好きなんだよな。

俺らがいないとつまらん…か。

誠也先輩。そう思ってくれてたんか。

嬉しくて不意にもきゅんとした自分がいた。

「そうっすね。Aにも聞いてみます！」

「おう。サンキュー。」

「それじゃ頑張れよ。Aにもよろしく伝えといてな」

「はい！」

そして俺たちは解散した。