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｢Aさん蜘蛛好きなの？｣
脱衣所かたひょっこり戻ってきたゴンがそう聞いてくる。
『蜘蛛嫌いね。虫好き違うよ』
すなおにあのフォルムは無理だ
｢なのに蜘蛛の刺青入れたの？｣
『そね。これ入れくれた、ワタシの彼氏ね。旦那ていてもいくらいよ』
｢相手のことが大好きなんだね！｣
ゴンのまっすぐな言葉がじんわりと胸にしみた。
だから自信を持って答える。
『大好きね』
今までにないほどの優しくて満面の笑み。
Aにとってそれほど大切な人なのだと、彼らの心に刻まれていく
プルるる。プルるる。
女の子だからと明け渡された小部屋へ籠り、フェイへ電話を掛けた。
長時間話してないのでフェイ不足で干からびそうだ。
【Aか】
『フェイ、今話せるか？』
【何かあたか？】
風の音も悲鳴も何も聞こえないので今は仮宿なんだろう
なので嬉々として報告する。
『フェイがいてた一番。なれたね！写真は取れなかたがよゆだたよ』
少しの間の後
【だろな。当たり前ね】
ため息と少しの喜び？みたいなのが混ざった声。
速さはフェイの専売特許。
フェイに教えられていたワタシが速くないなんてありえないし、成長の証明に喜んでくれたのだろうか
『あとは……今部屋に閉じ込められてるよ』
隣の部屋で寝こけている四人を思い浮かべ人差し指を立てた。
【一人か？】
少し硬くなった声
『他に四人いるね』
【男？】
『そよ』
そう答えたとたん電話の向こうでシャルとフィンの悲鳴が上がった
【急にどうしたのさ！殺気なんか出して！】
【寝てたのに目覚めちまったじゃねえか！！】
【何もされてないか？】
『刺青見られたく対ね。』
【そ。】
どこか安心したような声。
『フェイ。しとか？』
【うるさいね。かえてきたら覚えてるよ】
切れた電話と喜んでいるワタシ
今日もフェイが好きすぎる
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しいさん(プロフ) - いきてまっせぇ……めっちゃおまたせしてごめんなさい……気ままに更新していきますぇ (5月24日 17時) (
レス) id: b1972c8ce9 (このIDを非表示/違反報告)
カルラ(プロフ) - 久しぶりの更新でビックリしました。蒸発したかと思ってました。更新ありがとうございます (5月23日 20時) (レス) @page32 id: 0c4c2f8b55 (このIDを非表示/違反報告)
さおり(プロフ) - フェイタンのお話の中で一番好きな作品です（ ; ; ）応援してます！更新頑張ってください！ (5月8日 19時) (レス) @page31 id: 743dbfe22f (このIDを非表示/違反報告)
カルラ(プロフ) - 更新してくれてありがとうございます。もうさってしまったとおもって心配しました。応援します。 (2022年9月22日 18時) (レス) @page31 id: 0c4c2f8b55 (このIDを非表示/違反報告)
しいさん(プロフ) - さおりさん» コメントありがとうございます！好きといっていただけてとても嬉しいです！更新は書き貯めてからする方針なので、ゆっくり進んでいきます。少々お待ちくださいね (2022年5月23日 10時) (レス) id: 09815fcb22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しいさん | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/homupe2019/
作成日時：2021年4月11日 14時
