片言少女は彼の片割れ (ページ31)

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｢……お前ワタシのよ。かてに死ぬのはよくないね｣
｢素直じゃねぇな。ってかA、いつも言ってるだろ？フェイはお前のこと大好きなんだよ｣
『あぁ、そうだ！フェイは好いてくれてるね！じゃあワタシ死ぬだめよ。フェイも死ぬだめよ』
｢そな簡単に死なないね。けど……｣

｢あぁはいはい。」

シャルがフェイの言葉をさえぎって苦笑い。

｢そんなに心配なら一緒に来ればいいよ。フェイならAをフォローしながら合格なんて簡単だろうしさ｣
｢なぜワタシがそなめんどくさいことしなきゃいけないか。Aなら一人でだいじょぶよ｣
｢出た親ばか｣

フェイの言葉に信頼されていると感じてしまってなんだかうれしくなってしまう。

｢と言うか……たぶんAのやりたい事をするにはハンターライセンス持ってた方が楽だと思うんだよね。｣
｢情報局みたいなのあるんだろ？｣
｢それもそうなんだけど、ハンターに対しての依頼とかも来るからね。公開されてない内密な所持品とかも情報を掴みやすくなるんだ。｣
『そか！シャルは受けるね？』

ワタシの問いにいつも通りのさわやか笑顔で

｢そうだよ。だから誘ったんだ｣
『シャルがいしょなら心配ないよ。いしょにいてもいか？』
｢だってよ。保護者。｣
｢……好きにするね。｣

｢いいってよ｣
『ワタシがんばるよ！！』

次の目標
ハンター試験合格。