story19 新たな印象 ページ19
和「あの…いいんですか、
いきなり仕事抜けてきて」
「大丈夫ですよ。
今日やることは終わってましたし
脚本ももうすぐ完成ですし」
あのあと、
すぐに彼女と外に出た。
木下さんの意外な行動力に
ちょっと驚いてはいるけど
そんなサバサバしてるとこもいいなって
そう思った。
「ここ、私のお気に入りなんです」
和「へー…」
連れてこられたのは
とあるカフェ。
だいぶ遅い時間まで開いているというそこに
彼女はしょっちゅう来て
閉店間際まで仕事をやっているのだそう。
「こんばんはー」
軽い足取りで
窓際の席に向かった木下さん。
きっと
そこがいつもの席なんだろうな。
「ここ、コーヒーが絶品ですよ」
和「あーそうなんすか。
じゃ、コーヒーのブラックお願いします」
「それじゃあ私もそれで」
和「ブラック飲むんですか？」
「はいっ」
和「へー意外ですね。
甘いの大好きそう」
「そうやって
あんまり見た目だけで
判断しすぎちゃしちゃだめですよー。
悪い女に騙されますよ〜」
結構お茶目なんだなっていうのが
新たな印象。
和「僕、監督はこんな方だと
思ってませんでした」
「それ、よく言われます」
和「ははっ、やっぱり」
「もっと暗い人かと思ったって
いっつも言われるんです」
和「僕もそう思ってました」
「も〜、
期待外れでごめんなさい」
和「いえ、予想してたのより
こっちの方がいいです」
「ふふ、それなら良かった」
彼女は
すごく話しやすい人だ。
こっちが話しやすいような
明るい雰囲気を醸し出す。
和「監督、27歳でしたよね」
「そうですよ」
和「原作の話は
いつ頃のことなんですか？」
「大学2年だったから…20歳かな？」
和「じゃあ“大樹”は25歳ですか」
「はいっ、
そんなに若いのに
大きな仕事ばかり任されてましたよ」
監督が
“大樹”の話を
普通の顔をして語るから
なんか変な気分になった。
木下さんは
“大樹”への愛にあれだけ溺れた人だ。
そんな“大樹”のことを
7年経ったと言っても
多少は話しづらいだろうと思っていた。
が、
依然として彼女は
普通
だった。
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愛美(プロフ) - みうなさん» いえいえ(^o^)/ (2014年11月26日 23時) (
レス) id: eadebd35f8 (このIDを非表示/違反報告)
みうな(プロフ) - ありがとうございます♪ヽ(´▽｀)/ (2014年11月26日 23時) (レス) id: 93348bd7a4 (このIDを非表示/違反報告)
愛美(プロフ) - みうなさん» たぶんもう鍵つけないと思います！でも、もしそうなった場合は聞いてくださって大丈夫です！ (2014年11月26日 23時) (レス) id: eadebd35f8 (このIDを非表示/違反報告)
みうな(プロフ) - また鍵をかけるさいはパスワード聞いても大丈夫ですか?? (2014年11月26日 21時) (レス) id: 93348bd7a4 (このIDを非表示/違反報告)
愛美(プロフ) - みうなさん» そんな風に読んでいただけたなんて嬉しいです(*´ `*) ありがとうございます、更新頑張っていきます！ (2014年11月26日 17時) (レス) id: eadebd35f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛美 | 作成日時：2014年11月15日 23時
