第38話 ページ39
鬼がそう泣き叫ぶと、ズズ、ともう一体の鬼が出てきた。
「『ッ!?』」
俺と宇髄は刀を振るうが鬼は既に壁の端へ移動していた。
なんだコイツ……反射速度が速い。
妓夫太郎「泣いたってしょうがねぇからなぁあぁ。頸くらい自分でくっつけろよなあ」
俺たちはもう一度刀を構える。
そして斬りかかろうとした所で、俺と男の鬼と目が合った。
『えッーー』
宇髄「Aッーー」
急に左目に痛みが走り、左側の視界が真っ暗となった。
なんだ?何が起きた?
宇髄もやられたようで頭部から血を流している。
痛みが走った方を手で押さえてから、やっと気がついた。
左目を、切られた。
宇髄「左、見えてるか」
『いや、多分やられた』
妓夫太郎「へぇえ、やるなあ。殺す気でいったけどなぁあ。いいなあお前ら。いいなぁ」
左目が、本当に見えない。
失明したか?
いや、とりあえず落ち着かなければ。
妓夫太郎「いいなぁお前ら。その顔、いいなぁあ。肌もいいなぁ。シミも傷もねぇんだなあ。上背もあるなぁ。女にもさぞかし持て囃されるんだろうなぁあ」
堕姫「お兄ちゃんコイツらだけじゃないのよ!!まだいるの!アタシを灼いた奴らも殺してよ絶対!!」
妓夫太郎「そうだなあそうだなあ許せねぇなあぁ。俺の可愛い妹が足りねぇ頭で一生懸命やってるのをいじめるような奴らは皆殺しだ」
来るか?
早く片目だけの感覚に慣れないと…!
妓夫太郎「死ぬ時グルグル巡らせろ。俺の名は妓夫太郎だからなああ」
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颯(プロフ) - もうイラスト見れないのかぁ…。イラスト集って名目で別の作品に載せることもできないのかな? (2021年12月19日 17時) (レス) @page50 id: 24c49fe85e (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - とても面白かったです。続きが気になりすぎてやばいです。次の更新待ってます頑張ってください!いや、本当に続きが気になる!! (2021年9月25日 23時) (レス) @page48 id: 8490818b21 (このIDを非表示/違反報告)
5173(プロフ) - お話更新してくれたら嬉しいです!楽しみに待ってます!! (2020年12月17日 0時) (レス) id: 9bc8737b45 (このIDを非表示/違反報告)
ほうじ茶 - うー、まだまだお話読みたいです。。。更新されたら見に来ますので、大変だとは思いますが頑張って下さい! (2020年12月13日 20時) (レス) id: 0167f82c96 (このIDを非表示/違反報告)
アンナ(プロフ) - この小説が好きで久しぶりに読み直したらコソコソ噂話のイラストが消えててびっくりしました。あの絵が好きでまた見たいので是非載せて欲しいです!後更新もして欲しいです!楽しみにしてます! (2020年12月11日 18時) (レス) id: bc274ad562 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蟲 | 作成日時:2020年3月16日 21時