気付いて！色柱様！！【鬼滅の刃】

第１１話 ページ12

冨岡さんと胡蝶さん、上手くやっているだろうか。
任務中とはいえ、２人きりになれば、甘いひとときになるよな……俺、恋人作った事ないから知らんけど…



しのぶ「やっと追い付きましたよAさん」

『ひッ！！こっここ胡蝶さん！？』



なんだ…！？殺しに来たのか…！？



しのぶ「Aさん、さっきはーー」

『そっ、そうですよね！お二人の邪魔しちゃいましたよね！今度から１０メートルくらい離れるようにします！』

しのぶ「そ…そうじゃないですよ！」



こ、怖い…！！暗い所為で顔が見えないから余計怖い！！



しのぶ「何を勘違いしてるかは知りませんけど、私と冨岡さんは恋仲ではないのです」

『え？で、でも…』

しのぶ「冨岡さんの言葉が足りなかったんでしょうね。誤解させてしまって申し訳ないです」



そ、そうだったのか…
誤解を解く為とはいえわざわざ追いかけに来たのか？

い、いや、誤解を解くのはフェイクで実は殺しに…



『は、ハハ……そうだったんですか…でも、冨岡さんと胡蝶さん、お似合いだと思いますよ…』

しのぶ「 」ﾋﾟｼｯ



ここは胡蝶さんの機嫌を少しでも良くしておかないと…



しのぶ「冨岡さんはナイです」

『え、あ、そ、そうなんですか…』



な、なんか声が低くなってきてないか…！？
というか、なんか胡蝶さん、こっちに近づいて来てないか！？

ぐ、と身構える。

すると、胡蝶さんが俺の羽織の裾をキュッと引っ張った。
そしてゆっくりと俺の方に顔を向ける。



しのぶ「どちらかというと、私、Aさんの方が……」

『！！？？』



め、メンチ切られてる！！(←※上目遣い)
やっぱりこの人俺を殺しに追いかけて来たんだ！！！



『す、すみません…冨岡さんの名前は今後一切出しませんから殺さないでください…』ｶﾞﾀｶﾞﾀ

しのぶ(…殺す…？)

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