気付いて！色柱様！！【鬼滅の刃】

第３５話 ページ36

善逸さんも京極屋になんとか売り付け、俺たちは連絡を待った。



『宇髄、こっちは異常なかったぞ』

宇髄「おー、こっちもだ」



怖いくらい平和だ。
鬼が潜んでいるとはとても思えないほどに。



宇髄「気配の隠し方の巧さ……地味さ。もしやここに巣食っている鬼…上弦の鬼かもな」

『じ、上弦…！』



数ヶ月前に煉獄さんが上弦にやられたばっかだってのに……
俺たちに、出来るのだろうか…



宇髄「そろそろ定期連絡の時間だな。行くぞ」

『……あぁ』



伊之助「だーかーらー！俺んとこに鬼がいたんだよ！こういう奴いるんだってこういうのが！！」

炭治郎「いや…うん、それはあの…ちょっと待ってくれ」

伊之助「こうか！？これなら分かるか！？」

炭治郎「そろそろ宇髄さんと彩部さんと善逸が定期連絡に来ると思うから…」


宇髄「善逸は来ない」




善逸さんだけ連絡が途絶えたからな…



炭治郎「善逸が来ないってどういうことですか？」

『炭治郎さんたちには、申し訳ない事をしました』


宇髄「俺たちは嫁を助けたいが為にいくつもの判断を間違えた。善逸は今行方知らずだ。昨夜から定期連絡が途絶えてる。

お前らはもう"花街"から出ろ。階級が低すぎる。ここにいる鬼が上弦だった場合対処出来ない。

消息を絶ったものは死んだと見做す。今から俺たち２人で動く」


炭治郎「いいえ、宇髄さん！俺たちは…！！」

宇髄「恥じるな、生きてる奴が勝ちなんだ。機会を見誤るんじゃない」

伊之助「待てよオッサン！！」

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