気付いて！色柱様！！【鬼滅の刃】

第２０話 ページ21

伊黒「日なたではダメだ不死川。日陰に行かねば鬼は出てこない」

不死川「……お館様。失礼仕る」



不死川さんは素早く屋敷の中へ移動し、箱を壊しにかかる。



炭治郎「禰豆子ォ！！！」


しかし行く手を阻むように伊黒さんが炭治郎さんを押さえつける。
苦しそう…



不死川「出て来い鬼ィ！！お前の大好きな人間の血だァ！！」



不死川さんが箱を壊す。
出て来たのは竹を噛んだ女の子の鬼。

他の鬼とは気配が違う。
人を喰っていないというのは本当のようだ。



しのぶ「伊黒さん、強く押さえすぎです。少し緩めてください」

伊黒「動こうとするから押さえているだけだが？」

しのぶ「竈門くん、肺を圧迫されている状態で呼吸を使うと血管が破裂しますよ」


宇髄「血管が破裂ゥ！？いいな響き派手で！よし行け破裂しろ！！」

『やめろ宇髄』



こんな時にも平常運転だなコイツは…



炭治郎「ガァァ！！」

「！？」



炭治郎さんは縄を引きちぎる。



炭治郎「禰豆子！！！」

禰豆子「！！」



炭治郎さんが禰豆子さんの名前を呼ぶと禰豆子さんは不死川さんからプイ、と顔を背けた。



産屋敷「どうしたのかな？」

にちか「鬼の女の子はそっぽを向きました。不死川様に三度刺されていましたが、目の前に血塗れの腕を突き出されても我慢して、噛まなかったです」

産屋敷「ではこれで禰豆子が人を襲わないことの証明が出来たね」



お館様は炭治郎さんに柱になることを勧めていた。
炭治郎さんは鬼舞辻を倒すというが、



産屋敷「今の炭治郎にはできないからまず十二鬼月を一人倒そうね」

炭治郎「は…はい！」



恥ずかしいやつや…

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