60話の続き ページ13
リ「言っておきたいことですか?」
マ(僕は一族の掟に背き罪を犯した。父上の償いは永遠の闇の裁きを持ってしても許されるものではない)
マリク過去回想(闇マリクの目覚め)
幼闇マ「まずはお前を血祭りだ。お父上様フフフ…」
マ父「やめろ!ぐあ〜っ!」
幼闇マ「ハハハハハ!」
マ(あれは僕に取って代わった闇の人格がやったこと。でも闇の人格を作り出してしまったのは僕の心 運命を憎みファラオを憎んだ僕の歪んだ心を作り出した結果だ)
リ「マリク様…」
マ(リシド…墓守の儀礼の日、お前は僕と同じ苦しみを受け入れてくれた)
マリク過去回想(墓守の儀式前)
幼マ「リシド 助けて!うっ…リシド!リシド〜!」
(墓守の儀式中)
幼マ「うぅ…うっ!」
(墓守の儀式後)
幼マ「痛い…痛いよ…」
リ「包帯をお取り替えします」
幼マ「触るな!うっ…教えてくれ…教えてくれよリシド 僕は誰を憎めばいい!?あ…リシド…その顔は?」
リ「私にマリク様の苦しみを癒すことはできません」
幼マ「リシド…」
リ「ならばせめて…これであなたとあなたの一族に忠誠を誓わせてください」
マ(リシド お前はあの時 全ての業と宿命を僕と共に背負い闇の中で生きる覚悟を決めた。そんなお前が居たからこそ僕は闇の人格を閉じ込めておくことができた。でも、もういいんだリシド)
リ「マリク…様?」
マ(お前はこれ以上 苦しみを背負う必要などないんだ。お前は光を目指せ ありがとうリシド)
リ「マリク様!」
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作者名:シエナ | 作成日時:2017年10月23日 10時