ハリー・ポッターと賢者の石 (ページ40)

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賢者の石を守る者《２》ページ40

アデルがクィレルの所に行っている時…

《１階の廊下》
ハーマイオニー「ホグワーツの学年末試験は怖いって聞いたわ。でも、意外と面白かったわね」
ロン「よく言うよな。どうした？ハリー」
ハリー「傷が…ズキズキする」
ハーマイオニー「前にもあったわね」
ハリー「こんなんじゃない」
ロン「医務室に行ったら？」
ハリー「きっと危険が迫ってるって知らせてるんだ。…そうかそうだよ！」
ハーマイオニー「どうしたの？」
ハリー「話が上手すぎるよ。ドラゴンを欲しがってるハグリッドの前にちょうどそれを持った人が現れるなんて。普通ドラゴンの卵を持ち歩いてる人なんていないよ。早く気づけばよかった！」

《中庭》
ハグリッドが笛を吹いている

ハリー「ハグリッドドラゴンの卵をくれたのはどんな人だった」
ハグリッド「さぁなフードを被ってて顔は見てねぇ」
ハリー「でも、その人と話はしたんだよね？」
ハグリッド「まぁな。どんな動物を世話してるのかって聞かれてフラッフィーに比べりゃドラゴンなんか楽なもんだって言ってやった」
ハリー「フラッフィーに興味持ってた？」
ハグリッド「そりゃ興味持つに決まってんだろ。頭が３つある犬なんてそういねぇ魔法界でもな。で、言ってやったんだ。なだめるコツさえ知ってりゃどんな怪物も怖かねぇ。フラッフィーの場合はちょいと音楽を聴かせりゃねんねしちまう」
ハーマイオニー「それだわ」
ハグリッド「いけねぇ内緒だった…どこ行く！おい！」

《変身術の教室》
ハリー「ダンブルドア先生に今すぐ会わせてください！」
マクゴナガル「ダンブルドア先生ならお留守です。魔法省から緊急のフクロウ便が来て急ぎロンドンに発たれました」
ハリー「お留守！？でも、大事なことなんです。賢者の石のことなんです！」
マクゴナガル「なぜその事を…」
ハリー「石を盗もうとしている人がいる！」
マクゴナガル「どこであの石のことを聞いたのか知りませんが守りは万全です。ですから寮にお戻りなさい。騒がずに」