※嘔吐 ページ3
目黒side
なんとか自分で立ってロケバスから降りたけど、やばい、かもしれない
胃の中のものがせり上がってくるのを感じて、思わずその場にしゃがみ込んだ。
｢目黒！大丈夫なの？｣
阿部くんが声をかけてくれる。
迷惑かけたくなくて、なんとか立ち上がった。
そしたら、康二と阿部くんがフラフラな体を支えてくれた。
2人のおかげでやっと事務所の中には入れたけど、正直楽屋まで辿り着ける気がしない。
｢ごめっ……吐くｯ……！｣
その言葉を口にした頃にはもう手遅れだった。
｢おぇっ……っ、げほｯ……っうぇ……！｣
床に膝をついてそのまま戻してしまった。
｢おお、苦しいなぁ……そのまんま出しちゃい？｣
康二は、持っていた袋をすぐに口元に持ってきてくれた。
汚い。
申し訳なくて、康二の手から袋を奪い取った。
｢めーめ、大丈夫やって｣
そう言って袋を取ろうとするけど、そしたら手にかかっちゃう。
袋を持つ手に力を入れて、反対の手で康二を軽くトンと押した。
康二side
｢……おぇｯ、……！｣
俺から袋を奪っためめは、またすぐに戻しとる。
｢めーめ、大丈夫やって｣
そう言うけど、めめは軽く俺を押した。
迷惑かけたくないとか思っとるんやろうなぁ……
正直難しいところなんやけど、そんなこと言うとる場合やない。
激しく波打つめめの背中を、摩っていた。
｢俺ここ片付けとくから、楽屋まで目黒運べる？｣
しばらく戻し続けためめは、今はぐったりと俺にもたれかかっていて今にも眠ってしまいそう。
そんなめめの様子を見て、阿部ちゃんが声をかけてくれた。
｢お願いしてもいい？｣
｢わかった｣
180cm台のめめをおぶるのは流石にちょっと厳しいかと思ったけど、普通に持ち上げられちゃうほど軽かった。
揺れるとまだ少しだけ気持ち悪いのか、手で口を押えたりしとったけど、しばらくすると寝てしまった。
楽屋に行くまでの短い時間に寝てしまうほど、体力使ったんやと思う。
起きたあと、俺と阿部ちゃんに｢無理はするな｣としつこく説教されためめは
｢もうしません。笑｣
と笑った。
Fin.
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たくあん(プロフ) - 末澤川島の女さん» 了解です！！待っていてくださいー！ (2020年2月9日 11時) (
レス) id: 6da5a0b7b2 (このIDを非表示/違反報告)
末澤川島の女(プロフ) - リクエストお願いします！ダテ様がスタッフからの陰湿な嫌がらせで病み始めてある日楽屋で過呼吸になってしまって他メンバーが落ち着かせるお話をお願いします！ (2020年2月9日 11時) (レス) id: 74abf5abf4 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - なっこさん» わかりました！リクエストありがとうございます！ (2020年2月6日 18時) (レス) id: 6da5a0b7b2 (このIDを非表示/違反報告)
なっこ - リクエストお願いします！阿部ちゃんが皆んなでダンスの練習の時に足を捻挫していまうが誰にも言わずずっと隠してたつもりだけど同期のふっかにはばれていて捻挫が治るまで看病されるお話をお願いします！ (2020年2月6日 18時) (レス) id: 51b9bc662d (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - ゆ〜さん» 了解しました！待っていてくださいー！ (2020年2月6日 16時) (レス) id: 6da5a0b7b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たくあん | 作成日時：2019年12月30日 12時
