#154 大人編 ページ9
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「昔からあいつは自分のこと話したがらねぇから詳しいことは知らねぇ」
恐らく、まだ爆豪にしか知りえないことはあるのだろうが、こうして話してくれただけでもかなりの情報を入手出来ている
「あ、今常闇くんからの情報が来たよ!」
先程も言ったが、なかなか集まれないメンバーである
そのため、なにかわかった時に情報を書き込めるよう、A組のボードを作成していた
「“サイドキックの人に聞いてみたところ、陽月は今までのサイドキック達の仕事とは違うことを任されていたらしいとの事だ”らしいよ!」
「つーことは、なんかしらをやってたってことだよな」
「ざっくりしすぎよ、切島ちゃん」
「わりぃわりぃ、他にはなんかねぇのか?」
「轟くんによると、“親父に聞いてみたが、Aはホークスとよく事務所を訪れることが多かったらしい。あとは、どっかのカフェにもよく行ってたみてぇなことも話してたぞ”」
つまり、情報をまとめるとこうである
・最初の1年はホークスの元で働いていた
・サイドキックの人たちとは違う仕事をしていた
・ホークスとよく東京を訪れることが多く、東京のあるカフェに通っていた
・1年近く前にはアメリカにいた
・4月頃に爆豪に電話
・半年前に東京で目撃
「思ってた以上に集まってるね」
「これ見る限り、このカフェが分かればもっと集まりそうだよな!」
「ケロ、でも今はどこにいるのかしらね」
「アメリカの可能性も高いし、東京の可能性も高いよね」
話の中でそのカフェについて探してみようと言うことになり、できる限りのことを思い出してみる
「特に何か行ってた記憶はないなぁ」
「おい爆豪、陽月とのデートとかで行ったことねぇのかよ」
「Aと東京行ったのは、一回家に荷物取りに帰った時だけだ」
「「家知ってるん/のかよ!?」」
「つってももう変わってんだろ」
「でも、行ってみようよ、その家!」
「そうだな!何かわかるかも知んねぇし」
そうと決まったら即行動である
集まっていた緑谷の事務所を後にし、全員で爆豪について行った
「そういや私もAちゃんの家行ったことなかったな」
「ケロ、ヒーロー活動とかで忙しかったものね」
まして、雄英は全寮制でもあったためお互いの家に行くことは無いに等しかった
「ここだ」
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作者名:レモネード x他1人 | 作成日時:2022年5月4日 18時