もう逃げないでII 4【爆豪勝己】 (ページ7)

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#152 大人編ページ7

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「主要メンバーはラム、ジン、ウォッカ、ベルモット、それからバーボン、レツィーナ、キール、キャンティにコルンですか」

「結構多いみたいだね。えーっと、その中でスパイは2人か。バーボン、キールがそれに該当するらしいよ」

「僕と同じくらいの子もいるんですね。ほらこのシェリーって人」

その名前に、ホークスは少し顔を歪める

「でもこの子、組織から抜けて今は保護対象者になってるよ。きっと何かあったんだろうね」

「資料を見る限り大体の人の顔はわかっているんですね。写真まではないですけど、かなり精密なイラストが載ってます」

組織に存在するコードネームの横に、ほとんどイラストが載せられている

「載ってないのはこの人、レツィーナだけだね」

コードネームを持たない人に関しては、ほとんど何も載っていないため、組織でも下っ端ということなのだろう

反対にコードネームを持つ上の方の人達は大体顔や雰囲気が割れていたが、レツィーナだけは情報が極端に少ない

どうやらあまり姿を見せないメンバーの1人らしく、スパイたちでもその存在すらあやふやだという

「コードネームを持てているスパイが2人だけですし、こういった人は情報を集めにくいんでしょうね」

「組織側が絶対に出させないようにしてる可能性もあるからね」

レツィーナの情報として載っているのは、

・ベルモットと行動を共にすることが多い

・基本的には調査を担当している

・声を聞く限りでは若いが、変声している可能性あり

・組織の中では高いポジションにいる

ということぐらいである

「今日は一通り内容を理解したことだし、そろそろ帰りますかね。ヒーローにも休息は必要、今日はこの後観光して、明日の午前中の便で帰ろうか」

「はい！あ、僕ちょっとアメリカで用があるのでお先に失礼します！」

今までの中で最大に規模の大きい任務を任されたことで飛んでいたが、目的は他にもある

Aのことを探ってみようと、緑谷はアメリカで聞き込みを始めた

主に目撃情報を求めて街ゆく人に、だ

だが、日本よりも広い土地であるため、情報は一向に集まらない

「すみません！あの、実はある人を探してまして。銀髪の青い目で、光を使うヒーローなんですけど知りませんか？」

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