#185 大人編 ページ40
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組織は今、さらに勢力を拡大しようと考えているところだ
警察側からするとこれ以上勢力が大きくなると壊滅は難しくなる
どうやら昨日の研究所を開くパーティーに大勢の主要メンバー達が顔を揃えるらしい
ベルモットにも来るよう言われていたことだ
だが、彼らの本来の目的はそれではない
パーティーに便乗して、集めた警察やヒーローを少しでも消滅させるつもりなのだ
「NSBからも誰か来るのですか?」
『さあね。私はどっちみち行くけど、あの人たちは気まぐれだから。
NSBよりFBIが来そうな雰囲気ね』
「確かに、調査に強いNSBよりもFBIの方が彼らとの対戦は慣れていますからね」
『それに便乗するつもり。
組織はね、この辺りで壊滅させるべきだと思うの
あの研究所が開くと、どんな実験が行われていくのかが不明。呼んでた研究者は人の秘めた最大限の力を引き出すとか言ってたし』
「これ以上禁断のことに手を出さないように、ですか…
わかりました。私の方でも色々調べてみるのでそちらでもお願いします」
『私はこれからヒーローに会いに行ってくるわ
できたら警察を集めてくれる?』
「警備ということにでもしておきましょうかね、ひとまずは」
安室さんと別れ、その後すぐに九州まで向かった
時刻は昼過ぎ
ちょうど休憩でホークスがいてくれると助かるななんて思いつつ事務所までの道を歩く
『…事務所ってどこにあったかしら』
しばらく行ってないと忘れるものだ
この年になって迷子とかほんと恥ずかしい
「お嬢さん、迷子ですか?そしたら俺が案内しますよ」
『お久しぶりですね、ホークス。』
「やっぱりAちゃんかー 上から見えてそうかも?って思ってたけど当たったみたい」
相変わらずのヘラヘラ具合
かっちゃんにヘラ鳥って言われてるのもなんか納得できる
『お話があるのですが』
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「いやー久しぶりだねー 元気してた?」
『お陰様で』
「それで、話って?」
『今度、知り合いが研究所を開くのでそのパーティーがあるんです。ぜひホークスも参加しませんか?』
「へー、パーティーね。」
さあ、この嘘はどこまで通じるか
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作者名:レモネード x他1人 | 作成日時:2022年5月4日 18時