もう逃げないでII 4【爆豪勝己】 (ページ11)

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#156 大人編ページ11

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「あの、一緒に写真撮ってもらってもいいですか…？」

「うん、もちろんだよ！」

爆豪を除き、ファンへのサービスがしっかりしている4人

子供たちのリクエストに満面の笑みで答える

こうして写真をお願いされることも、ヒーローになったという実感が湧き、嬉しいのであろう

「わーありがとう！！」

「明日学校で自慢しなきゃな」

「はしゃぎすぎだろ…」

「まあ、たまにはいいんじゃないの」

先程から登場しているこの子供たち、

もう気がついている人もいるであろうが

少年探偵団こと元太、光彦、歩美、そしてコナンに灰原である

そしてこの喫茶店は、言わずもがなポアロである

ここで軽く現在のコナンの状況を説明すると、新一の姿に完全に戻ることはできておらず、たまにこうして子供の姿になってしまうのである

そして、黒の組織についてまだまだ追っている段階であり、灰原曰く彼らと決着がつかない限り完全な解毒薬は完成しないとの事だ

「おやコナンくん、久しぶりですね」

「あはは、そうかな安室さん」

「君が転校したと聞いた時は驚きましたが、そこまで遠くに行ってなくて良かったですよ」

「ほんとだよな！急に転校するとか言うから驚いたじゃねぇか！」

喫茶ポアロではしゃぐ子供たちを見て、彼らは1度話し合いを中止にさせた

「そういえばAお姉さん、最近合わないね」

「彼女も忙しいんじゃないの？もう大人なんだし」

「でもー、安室さん、Aお姉さんポアロに来てないの？」

「そうですね、ここ最近は見かけませんよ。半年前に来たっきりでしょうか」

「えー」

突然聞こえてきた聞きなれた名前に、爆豪が突然立ち上がった

「おいてめェいまAっつったな、あいつのことなんか知ってんのか」

「Aお姉さんのことー？」

「あの綺麗な姉ちゃんだよな」

「前はよくここであって、僕達と遊んでくれたりしたんですが…」

「最近は全然会えなくなっちゃって」

「お兄さん達、Aお姉ちゃんを知ってるの！？」

「知ってるも何も、俺らの同級生だしな」

お互いに驚くべき事実が発覚した

なんとここに来て、急にかなり重要な情報が舞い込んだのである

子供たちと彼らが驚く中、顔を暗くする人が2人ほどいた

彼女が今どこで何をしているのかを知る、安室と灰原である

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