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あの後、爆豪くんがいつの間にかいなくなっていて、ぼっち状態だった
一声かけろや
マスコミは、到着した警察によって撤退させられ、A組ではHRが始まるところだ。
緑谷くん緊張しすぎじゃない…?
「でっ、では…他の委員決めを執り行って参ります!……けど、その前にいいですか!」
ん?どうしたんだろ
「委員長は、やっぱり飯田くんがいいと思います!あんな風にかっこよく人をまとめられるんだ。僕は、飯田くんがやるのが正しいと思うよ。」
そうして、最終的にうちのクラスの委員長は飯田くんへと変わった。
すっごいみんなから非常口飯田って呼ばれてたけど、あれなんだったんだろ?
「あー、そうだ陽月。お前後で職員室来い。」
『え、私ですか…?はい、わかりまし、た…』
まさか朝のことまだ引きずってるとかないですよね、相澤先生…
そして私の事呼び出しすぎです
私そんな問題児じゃない
「お前、なにか問題行動でも起こしたのか?」
『わっ!びっくりした…えっと、轟くんだよね』
そういえば戦闘訓練で一緒だったなと思い出す。
「悪ぃ、驚かせるつもりは無かった。ただその、戦闘訓練のことで呼び出されたなら、お前確かに役には立たなかったが、何もしてない訳では無いと思うぞ。」
わお、これぞまさしく一言余計だ、うん
あ、これが噂の初期ロキくんか
『役に立たないって… まあ、行ってみないことには分からないからなんとも。』
「そうか。」
轟くん、何が言いたかったんだろ…
放課後、私は1人で職員室に向かった。
えー、ほんとになんのことで呼び出されたの?
怖いんだけど
ドアの前にたどり着き、ノックを2回する
『失礼します』
「お、陽月来たか。お前、ちょっとこっち来い。」
怖い怖い怖い怖い、何が始まるの…
『あの、私そんなに戦闘訓練悪かったですか…?』
「あ?いや、その事じゃない。確かに個性を十分に活かしきれてないし、やる気はなさそうだったが、何もしてないわけじゃなかったからな。これからは全力で取り組め、それだけだ。」
デジャブ…
「今俺が聞きたいのは、今日の昼のマスコミの件についてだ。」
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作者名:レモネード x他1人 | 作成日時:2022年1月28日 15時