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危なかった
これ多分、捕まってたらそれこそ半殺しにされてもおかしくなかったよね
セーフ
何とか爆豪くんから逃げ切った私は、ようやく家にたどり着いた
スマホ無かったら今頃迷子のままだよ、ほんと
『ただいま』
「おかえりA。帰り遅いのね。」
『お母さん。帰ってたんだね。少しクラスメイトと話してたからさ。』
「そう。今日から、少しピスコの手伝いをしなきゃならないことになったから、遅くなる日が続くわ。」
『そっか、頑張れ。』
「レツィーナ。」
ベルモットとの話をひと段落終え、部屋に行こうとした時、ふとその名前を呼ばれた。
コードネームで呼ぶ時は、だいたい何か命令がある時だ。
「知ってると思うけど、シェリーが消えたわ。あなたにも手伝ってもらうかもしれないから、そのつもりでよろしくね。」
『わかった。何か情報を掴んだら教えるね。』
コードネームシェリー。本名、宮野志保。
偽名、灰原哀。
確か、組織を裏切って、今は幼児化してるんだよね。
でも、そんなことを言えば私が怪しまれるし、哀ちゃんのことは話したくない。
だってあの子可愛いし
だが、組織の一員である以上、そんなことは許されない。
確実な情報が入るまでは、何も伝えないでおこう
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「昨日の戦闘訓練おつかれ。Vと成績見させてもらった。」
相澤先生が、緑谷くんと爆豪くんに対して注意をしていく。
相澤先生こっわ
「それと、陽月。お前、やる気あるのか?ないならヒーロー目指すのやめろ。あるなら、実力があるんだから本気でやれ。」
え、私!?
『あ、え、あ…、すみません。』
それを聞き、相澤先生はため息をついた。
いや、ため息はいらなくない?
「さてHRの本題だ。急で悪いが今日は君らに…
学級委員を決めてもらう。」
「学校っぽいのきたーーー!」
みんな、一斉に手を挙げる
迫力すっご
やる気すっご
「静粛にしたまえ!多を牽引する責任重大な仕事だぞ…これは投票で決めるべき事案!!」
「そびえ立ってんじゃねぇか!なぜ発案した!!」
「日も浅いのに信頼もクソもないわ、飯田ちゃん。」
「そんなん皆自分に入れらぁ!」
「だからこそ、ここで複数票をとったものこそが真にふさわしい人間と言うことにならないか!?」
「どうでしょうか先生!!」
「時間内に決めりゃ何でもいいよ」
さっすが面倒くさがりの相澤先生
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作者名:レモネード x他1人 | 作成日時:2022年1月28日 15時